【運行情報】東北新幹線が24日に全線で運転再開 最終列車は約1時間繰り上げ

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東北新幹線は2021年2月24日(水)に全線で運転を再開しますが、当分の間、一部区間を徐行する臨時ダイヤでの運転となります。

東北新幹線・北海道新幹線を運行するJR東日本E5系(写真AC/SandK)
東北新幹線・北海道新幹線を運行するJR東日本E5系(写真AC/SandK)

2月13日(土)に発生した福島県沖地震により、東北新幹線は現在も那須塩原駅〜仙台駅間で運転を見合わせています。JR東日本は、復旧作業および安全確保の見通しが立ったとしており、2月24日(水)始発から全線で運転を再開します。

当分の間、那須塩原駅〜一ノ関駅間で速度を落として運転する必要があるため、臨時ダイヤでの運転再開となります。山形新幹線・秋田新幹線は東京方面との直通運転が再開されますが、北海道新幹線は原則として新青森駅での折り返し運転となります。

臨時ダイヤの列車本数は通常の8割程度となり、所要時間が通常よりも長くなります。東京駅〜仙台駅・盛岡駅間では、通常ダイヤより1時間程度多く時間がかかるので、利用には注意が必要です。

これに伴い、最終列車の時刻も変更となります。東京駅発の下り方面では、新函館北斗駅への最終列車が通常ダイヤの19:20発「はやぶさ43号」から、臨時ダイヤでは18:20発「はやぶさ41号」(新青森駅で「はやぶさ543号」に乗り換え)となり、1時間繰り上げられます。そのほか、仙台駅・盛岡駅・新青森駅方面、山形新幹線・秋田新幹線方面への最終列車時刻も24〜56分の繰り上げとなります。

新函館北斗駅から東京駅への上り最終列車は、現行ダイヤでは18:40発「はやぶさ48号」ですが、臨時ダイヤでは17:25発「はやぶさ544号」(新青森駅で「はやぶさ44号」に乗り換え)が最終となり、1時間15分早くなります(時刻表は下表を参照)。

【時刻表で解説】東北・山形・秋田・北海道新幹線 2月24日全線開通 行先別最終列車の時刻

現在発売を見合わせている東北・山形・秋田・北海道新幹線の指定席は、2月24日(水)の営業開始時間から発売が再開されます(「えきねっと」は5:30から発売開始)。当分の間、ダイヤ改正前日の3月12日(金)乗車分までの発売となります。ただし、盛岡駅〜新函館北斗駅間の指定席については、全線運転再開後も当分の間、発売停止となります。

なお、以前に発売済みの指定席券はそのまま利用できますが、運休となっている場合があるほか、発着時刻が券面表示より遅くなっている場合があります。また、車両の変更により座席を移動する必要がある場合もあります。JR東日本では公式サイトで、きっぷの払い戻しや変更に関する特別な取り扱いを案内しています。