智頭急行の恋の聖地「恋山形駅」 25分停車の列車ならたっぷり観光を楽めます

智頭急行は、2021年3月13日(土)のダイヤ改正以降の土休日も、「恋山形(こいやまがた)駅」に長時間停車する列車を引き続き設定します。

ピンク色に染められた智頭急行恋山形駅の「ハート型駅名標」(写真AC/KUZUHA)
ピンク色に染められた智頭急行恋山形駅の「ハート型駅名標」(写真AC/KUZUHA)

智頭急行線の恋山形駅は「駅名に『恋』がつく全国で4つしかない駅」のひとつで、「恋がかなう駅」として知られています(ちなみにあと3つはJR北海道「母恋駅」、三陸鉄道「恋し浜駅」、西武鉄道「恋ケ窪駅」)。智頭急行では、全国に向けた話題の提供と地域活性化を目指し、2013年6月に駅舎や手すりを全面的にピンクに塗り替えリニューアルオープンしました。

これにより全国的に知名度が向上した恋山形駅ですが、停車する普通列車の本数が少ないため、列車によるアクセスはやや不便です。そのため智頭急行では2019年3月のダイヤ改正から、土休日の上下各1本の列車を恋山形駅に25分間停車させ、気軽に列車を降りて観光を楽しめるダイヤを設定しています。

2021年3月13日(土)に実施されるダイヤ改正以降も、この列車が引き続き設定されます。土・日曜および祝日・休日は一部の区間の運転時刻を変更し、恋山形駅の停車時間が25分間確保されます(時刻表は下表を参照)。この時間を利用して、駅構内のいろいろな場所に施されたハート型モニュメントの記念撮影、恋がかなうと言われる「ハート型絵馬」の奉納などを効率よく楽しむことができます。

【時刻表で解説】智頭急行 3月13日ダイヤ改正 土休日は恋山形駅に長時間停車

3月13日(土)ダイヤ改正ではそのほか、夕方時間帯の一部の下り列車の時刻が変更されることにより、上郡駅でのJR山陽本線からの乗り換え時間が短縮され、岡山方面から大原方面への乗り継ぎが便利になります。また、夕方・夜時間帯の一部の上り列車の上郡駅到着時刻が変更となることにより、智頭・大原方面から相生・姫路方面に向かう際の山陽本線への乗り換え時間が短縮されます。