JR西日本3月13日ダイヤ改正 山陰エリアは最終列車繰り上げなど夜間中心に見直し

JR西日本は2021年3月13日(土)にダイヤ改正を実施し、山陰エリアでは最終列車の繰り上げ、列車の削減や統合などを行います。

山陰本線江津駅に停車中のJR西日本キハ47形気動車(写真AC/K.M=KARIBITO)
山陰本線江津駅に停車中のJR西日本キハ47形気動車(写真AC/K.M=KARIBITO)

山陰本線では、現在の最終列車の運転取り止めまたは時刻の変更により、最終列車の時刻が繰り上げられる区間が発生します。一例を挙げると、鳥取駅を発車する米子駅行の最終列車は、現行ダイヤの22:03発から、ダイヤ改正後は平日が21:41発に22分繰り上げ、土休日は21:01発に62分の繰り上げとなります。

そのほか、倉吉駅発下り米子駅行の最終列車は、現行の23:00発から、改正後は平日が22:32に28分繰り上げ、土休日は22:02に58分の繰り上げとなります。また、米子駅発・倉吉駅行の最終列車は、23:11発から22:40発に31分繰り上げられます(時刻表は下表を参照)。

【時刻表で解説】JR西日本山陰エリア 3月13日ダイヤ改正 最終列車繰り上げ

夜時間帯の列車の見直しも行われます。現行ダイヤで山陰本線上り米子駅21:18発の快速「とっとりライナー」鳥取駅行は、3月13日(土)ダイヤ改正後は米子駅〜倉吉駅間が各駅停車に変更されます。1本前の米子駅20:45発・倉吉駅行は運転取り止めとなるため、快速・普通列車各1本が普通列車1本に統合されるかたちとなります。

山陰本線出雲市駅〜浜田駅間では、夜間の快速「アクアライナー」上下各1本が運転取り止めとなります(下り出雲市駅21:07発、上り浜田駅20:21発)。これに合わせ、下り出雲市駅19:07発の仁万駅行普通列車が益田駅まで延長運転されます。また、上りは益田駅18:21発(浜田駅19:30発)の江津駅行普通列車が出雲市駅まで延長運転されます(仁万駅20:19発・出雲市駅行普通列車と統合)。上下とも遅い時間の快速列車が、約1〜2時間早い時間帯の普通列車に置き換えられるかたちとなります。

乗り換え駅での接続改善も行われます。夕方の山陰本線下り浜坂駅17:19発・鳥取駅行普通列車は、発車時刻が17:45に変更されます。これにより、鳥取駅18:40発の特急「スーパーはくと14号」京都駅行との乗り換え時間は現行ダイヤの30分ですが、3月13日(土)ダイヤ改正後は5分に短縮されます。また、鳥取駅18:42発の特急「スーパーまつかぜ11号」米子駅行とは、現行の32分から改正後は7分で乗り換えできるようになります。

伯耆大山駅・米子駅・宍道駅でも、昼間時間帯の普通列車の時刻が調整されることにより、各方面への乗り換えが便利になります。

そのほか、木次線では、木次駅6:43発の松江駅行列車について、ダイヤ改正後は新たに南宍道駅に停車するようになります。これにより、木次線の列車はすべて南宍道駅に停車するようになります。