今年はGW期間も特別に利用できます JR東海の飛騨・南紀・木曽方面「フリーきっぷ」

JR東海が発売している飛騨・南紀・木曽方面への「フリーきっぷ」は、2021年に限りゴールデンウィーク期間にも利用することができます。

名古屋駅にてJR東海キハ85系気動車による特急「南紀」(左)と「ひだ」の並び(写真AC/HK-SAN)
名古屋駅にてJR東海キハ85系気動車による特急「南紀」(左)と「ひだ」の並び(写真AC/HK-SAN)

「飛騨路フリーきっぷ」「南紀・熊野古道フリーきっぷ」「木曽路フリーきっぷ」は、名古屋地区(豊橋・岐阜・四日市などを含む)から到着駅までの往復に特急列車の普通車指定席を利用できる、通年発売のおトクなきっぷです。JRフリー区間では特急・普通列車の普通車自由席が乗り放題となるほか、現地での各種オプション券や観光施設での割引特典がセットになっています。

通常はゴールデンウィーク期間の4月27日(水)〜5月6日(木)は利用除外日となっていますが、2021年はこの3商品に限り、左記期間も特別に利用できる措置が取られます。

「飛騨路フリーきっぷ」のJRフリー区間は飛騨金山駅〜飛騨古川駅間です。フリー区間までの往復は特急「ワイドビューひだ」号を利用できます。到着駅からの交通手段として、白川郷や新穂高方面へ足を伸ばせる「レール&バスコース」、6,000円分のタクシー乗車券と引き換えできる「レール&タクシーコース」の2種類が用意されています。1人用のほか、グループ同一行動で利用できる2〜4人用も発売されています(詳細やおトク額は下図を参照)。

【図表で解説】JR東海 「飛騨路フリーきっぷ」

「南紀・熊野古道フリーきっぷ」のJRフリー区間は巡るエリアによって2種類あり、「中辺路(なかへち)」コースは熊野市駅〜那智勝浦駅間、「伊勢路コース」は三瀬谷駅〜熊野市駅間となっています。フリー区間までの往復は特急「ワイドビュー南紀」号を利用できます。世界遺産の熊野古道を徒歩だけでなく、路線バスを使って効率よく観光できるよう、指定区間内乗り放題のバス乗車券がセットになっています(詳細やおトク額は下図を参照)。

【図表で解説】JR東海 「南紀・熊野古道フリーきっぷ」

「木曽路フリーきっぷ」のJRフリー区間は中津川駅〜洗場駅間です。フリー区間までの往復は特急「ワイドビューしなの」号が利用できます。木曽路でのバス・タクシー・レンタカー券4,000円分、旧中山道の宿場町などでグルメやショッピングに使えるお買い物券2,000円分に加え、指定の15観光施設の入場券を含んだおトクな「木曽路エンジョイチケット」の引換券が付属しています。1人用のほかに2〜4人用も発売されています(詳細やおトク額は下図を参照)。

【図表で解説】JR東海 「木曽路フリーきっぷ」

いずれのフリーきっぷも有効期間は3日間です。利用期間は通年(8月10日〜19日、12月28日〜翌1月6日は利用不可)で、利用開始日の1か月前から当日まで発売されます。発売箇所はJR東海の「きっぷうりば」および「サポートつき指定席券売機」がある駅です(きっぷにより発売エリアが異なります)。