横浜市営地下鉄・バス「1日乗車券」デジタル版が17日開始 地下鉄1日券はPASMOでも

横浜市交通局は、スマートフォンで購入できるデジタル1日乗車券を2021年4月17日(土)から発売します。

横浜市営地下鉄3000R形電車(ジュンP/写真AC)
横浜市営地下鉄3000R形電車(ジュンP/写真AC)

デジタル版の発売を開始するのは、「市営バス1日乗車券」「市営地下鉄1日乗車券」「市営地下鉄・バス共通1日乗車券」の3種です。トヨタ自動車が提供するMaaS(マース、Mobility as a Serviceの略)アプリ「my route」上で24時間いつでも購入でき、支払い方法はクレジットカードまたはTOYOTA Walletから選べます。バス乗務員および駅係員にスマートフォンの乗車券画面を提示して利用します。

デジタル1日乗車券は、事前購入も可能です(購入日から180日間以内アプリ内に保持、利用開始日当日のみ有効)。また、最大で大人2枚、小児3枚の保有および同時利用にも対応しています。公共交通や自転車などさまざまな移動手段を組み合わせたルート検索やタクシー配車、お出かけスポット情報などの便利な機能も利用することができます。

「my route」では、2020年7月の横浜エリアでのサービス開始と同時におトクなきっぷ「みなとぶらりチケット」「みなとぶらりチケットワイド」のデジタル版が発売されています。今回の1日乗車券の発売開始により、移動範囲の選択肢がさらに広がります(詳細は下図を参照)。

また、「市営地下鉄1日乗車券」「市営地下鉄・バス共通1日乗車券」については、2021年4月17日(土)から新たに交通系ICカードPASMOで購入できるようになります。発売箇所は地下鉄の駅券売機、駅事務室およびお客様サービスセンターです。事前購入には対応しておらず、購入当日のみ有効となります。小児券は小児用PASMOで購入できます。なお、Suicaなど他の交通系ICカード、クレジットカード等と一体となったPASMO、モバイルPASMOおよびApple PayのPASMOなどでは購入できません。

すでに発売中の「バスIC1日乗車券」は、ICカードのPASMO・Suicaのほか、モバイルのPASMO・Suicaにも対応しています。バス車内で乗務員に「バスIC1日乗車券で」と申告し、乗務員が運賃箱を操作し設定した後にIC読み取り部にタッチすると利用可能になります。

【図表で解説】横浜市交通局 1日乗車券のデジタル版を発売開始

なお、紙で発売している各1日乗車券の発売および、バス車内での「みなとぶらりチケット」の発売は、2021年5月31日(月)をもって終了となります。障害者割引1日乗車券についてはデジタルおよびIC版に対応していないため、窓口での発売が継続されます。