近鉄が特急券の前売り発売開始を2週間前に変更 今後の運休を考慮し7月3日乗車分から

近畿日本鉄道(近鉄)は、特急列車の前売り発売の開始日を現在の1か月前から2週間前に変更します。

近鉄特急「ACE」22000系電車と「ビスタEX」30000系電車の併結運転(ゆー63/写真AC)
近鉄特急「ACE」22000系電車と「ビスタEX」30000系電車の併結運転(ゆー63/写真AC)

近鉄では現在、新型コロナウイルスの影響に伴う利用状況や、緊急事態宣言の発令などに伴い、一部の特急列車を運休しています。今後も感染状況によって特急列車の運転本数が変更となることが考えられるとし、2021年7月3日(木)乗車分から当分の間、特急券の前売り発売日が変更されます(詳細は下表を参照)。

具体的には、7月2日(金)乗車分までの特急券については従来どおり、乗車日1か月前の同日10:30から前売り発売が開始されます。7月3日(土)乗車分は、2週間前の6月19日(土)10:30からの発売開始となります。7月4日(日)乗車分以降についても当分の間、発売開始日が2週間前の同曜日に変更されます。

【図表で解説】近鉄 特急列車の前売り発売開始日を変更

近鉄では、2020年8月29日以降、利用状況に応じて特急列車の運転本数変更を行っています。2021年5月6日(木)からは平日ダイヤで全体の13%、土休日ダイヤで50%の特急列車の運転を取り止めています。