近鉄の終電繰り上げは7月2日まで継続決定 奈良線・大阪線など 翌3日からはダイヤ変更

近畿日本鉄道(近鉄)は、緊急事態宣言に伴う最終列車の繰り上げを2021年7月2日(金)まで継続します。

大阪線俊徳道駅に停車中の近鉄9200系電車(猫山八郎/写真AC)
大阪線俊徳道駅に停車中の近鉄9200系電車(猫山八郎/写真AC)

大阪線、奈良線、京都線および南大阪線において、最終列車の繰り上げを4月29日(木・祝)から当分の間行うとしていましたが、利用状況等が勘案され、実施期間が7月2日(金)まで延長されることになりました(詳細は下表を参照)。緊急事態宣言が解除された場合でも継続されます。

具体的には、大阪線では大阪上本町駅発・高安駅行の列車2本の運転が取り止められ、大阪上本町駅の最終時刻は23:58発の河内国分駅行 普通となり、30分繰り上がります。

奈良線では、大阪難波駅発・東花園駅行の列車2本が運休となるため、最終列車は大阪難波駅23:58発となり、27分繰り上がります。これに伴い、阪神なんば線から東花園駅までの最終列車も繰り上がり、尼崎駅23:31発の近鉄奈良駅行 区間準急(土休日は尼崎駅23:36発の東花園駅行 普通)が近鉄線方面への最終列車となります。

京都線では、京都駅発・新田辺駅行1本が運休するため、京都駅発の最終列車は19分繰り上がり23:57発となります。また、南大阪線では大阪阿部野橋駅発・河内天美駅行の列車が2本運転取り止めとなるため、大阪阿部野橋駅発の最終列車は現行より25分繰り上げの0:02発古市駅行 普通となります。

【時刻表で解説】近鉄 4路線で終電繰り上げ

なお、近鉄では翌日の7月3日(土)に最終列車繰り上げを含むダイヤ変更が実施されます。ダイヤ変更後の最終列車の時刻や行先は、現在実施している繰り上げの内容とは異なるので注意が必要です。