JR東日本が東北6県で展開している「TOHOKU MaaS」に2021年6月1日(火)から新しいサービスが追加されました。
「TOHOKU MaaS」は、旅のプランニング機能を活用しながら出発前の準備、実際の移動、旅先でのお楽しみまでをスマートフォンひとつで提供する「観光型MaaS(Mobility as a Serviceの略)」サービスです。「東北デスティネーションキャンペーン」にあわせ、JR東日本が各地の自治体や交通・観光事業者の協力を得ながら4月1日(木)から展開しており、JR線やバス、オンデマンド交通などの各種交通チケット、飲食店や観光施設などで使える観光チケットが提供されています。
スマートフォンからTOHOKU MaaSのWebサイトにアクセスし、会員登録すると利用できるようになります。アプリのダウンロードは不要です。チケットはクレジットカードまたはモバイルSuica決済で購入できます。6月1日(火)からは、新たに「予約制高速バス」や「定期観光バス」のチケット予約・購入サービスが開始しました(詳細は下表を参照)。
利用できる予約制高速バスは「仙台〜弘前線(キャッスル号)」「仙台〜秋田線(仙秋号)」「仙台〜鶴岡・酒田・本荘線」「仙台〜気仙沼・大船渡線」の4路線です。すでに発売されている「定員制高速バス」「空港連絡バス」などのチケットとあわせ、移動手段の選択肢がひろがります。
定期観光バスは、JRバス東北が宮城県内で運行する「仙台お散歩号」「松島お散歩号」、会津乗合自動車(会津バス)が福島県会津エリアで運行する「バスと鉄道で行く、鶴ケ城から大内宿」「奥会津を巡る旅。」の計4コースが予約・購入できます。
いずれの路線も、予約受付期間は乗車日の1か月前から当日までです(9月30日(木)乗車分まで)。なお、新型コロナウイルスの影響などにより減便または運休となっている場合があります。
観光チケットでは、青森県弘前エリアで利用できる3つの商品が追加されました。5つの観光施設をおトクに見学でき、お買い物やお食事などに使えるクーポンも付いた「ひろさきまるごと観光クーポン」、弘前駅からの二次交通として利用できるレンタサイクル「サイクルネットHIROSAKI」、予約不要の定額制タクシーコース「駅から観タクン」の弘前駅発1コースは、いずれも6月1日(火)〜9月30日(木)に提供されます。
さらに、東北6県での飲食やお買い物、日帰り入浴などでの代金支払いに使える、1枚500円の共通電子チケット「東北MaaSチケット」についても、利用可能店舗が順次拡大されるとのことです。なお、東北MaaSチケットのみJR東日本グループの共通ポイント「JRE POINT」を使って購入することもできます。