南海の特急券が7月3日から券売機で買えます おトクな「関空トク割 ラピートきっぷ」も

南海電気鉄道の特急停車駅では、2021年7月3日(土)から券売機で特急券を購入できるようになります。

南海難波駅3F北改札口のきっぷうりば(Katsumi/TOKYO STUDIO)
南海難波駅3F北改札口のきっぷうりば(Katsumi/TOKYO STUDIO)

対象は、南海本線・空港線および高野線の特急停車駅(一部の駅を除く)に設置されている「ピンク色の券売機」「グレー色の券売機」です。7月3日(土)から新たに「特急券・座席指定券」「乗車券付き特急券・座席指定券」が購入できるようになります。乗車日の1か月前10時からの前売り発売にも対応し、乗車日当日は、券売機設置駅の列車発車時刻の5分前まで発売します。

また、難波駅・新今宮駅・天下茶屋駅・堺駅・関西空港駅の5駅では、これまで窓口でのみ発売していた企画乗車券「関空トク割 ラピートきっぷ」の購入も可能になります。関西空港駅まで(から)の片道乗車券と特急「ラピート」の特急券がセットになった割引きっぷで、おねだんはレギュラーシート利用の場合、大人1,290円・小児650円、スーパーシート利用の場合は大人1,500円・小児850円です。難波駅〜関西空港駅間の普通乗車券と特急券(レギュラーシート)の合計額は1,450円なので、160円おトクになる計算です。

支払い方法は現金のほか、「PiTaPa」「ICOCA」など全国相互利用可能な交通系ICカードの利用もできます。PiTaPaはプリペイド(前払い)での利用となり、ポストペイ(後払い)では購入できません。特急券・座席指定券の購入金額はPiTaPa交通割引サービス(利用回数割引)の対象外です。また、「ピンク色の券売機」に限り、クレジットカード(一部を除く)決済も利用することができます。

「ピンク色の券売機」での発売時間は始発から24:00まで(りんくうタウン駅・関西空港駅は23:00まで)ですが、各月末日に限り20:00で発売終了となります。「グレー色の券売機」では始発から終列車まで発売しています(難波駅南口は7:00〜23:30)。

【路線図で解説】南海 2021年7月3日(土)から券売機で特急券を発売

南海電鉄では、特急券を買いやすい環境を整備することで、特急列車の利用促進や駅窓口の混雑緩和を図りたいとしています。また、新型コロナウイルス感染拡大以降、高まりを見せるキャッシュレス化のニーズに対応したサービスであることを訴求しています。