お盆も特別に利用OK JR東海 おトクなきっぷ4種 往復特急指定席で飛騨・信州・名古屋へ

JR東海は、一部のおトクなきっぷの利用期間を2021年限定で拡大し、お盆期間も利用できるようにします。

特急「ワイドビューひだ」で運行しているJR東海キハ85系気動車(猫三郎/写真AC)
特急「ワイドビューひだ」で運行しているJR東海キハ85系気動車(猫三郎/写真AC)

対象のきっぷは、飛騨・信州方面への観光に便利な「飛騨路フリーきっぷ」「信濃路フリーきっぷ」「木曽路フリーきっぷ」と、名古屋でのお買い物をおトクに楽しめる「ハッピー名古屋往復きっぷ」の4種類です(詳細は下図を参照)。通常は除外期間となっているお盆期間の8月10日(火)〜19日(木)について、2021年に限り特別に利用できます。

各フリーきっぷは、目的地エリアに設けられたフリー区間内のJR線が何度でも自由に乗り降りができます。フリー区間までの往復には、特急列車の普通車指定席が利用できます。

「飛騨路フリーきっぷ」(特急「ワイドビューひだ」号利用、フリー区間は飛騨金山駅〜飛騨古川駅間)は、到着駅からの交通手段をバスまたはタクシーの2つのコースから選ぶことができます。「レール&バスコース」は、「白川郷線バス往復乗車券」または「高山&新穂高フリー乗車券」のどちらか1つと引き換えが可能なコースで、名古屋市内発のおねだんは12,370円です(大人1人、以下同じ)。また、「レール&タクシーコース」を選ぶと、6,000円分のタクシー乗車引換券がセットになっており、名古屋市内発のおねだんは12,120円となっています。

「信濃路フリーきっぷ」(特急「ワイドビューしなの」号利用、フリー区間は塩尻駅〜長野駅間、松本駅〜南小谷駅間)には、アルピコ交通「バスフリー乗車券」引換券がセットになっています。長野・松本・大町・白馬地区のアルピコ交通路線バス(上高地線や高速バスなど一部の路線を除く)が乗り放題となり、到着駅からバスでいろいろな観光地を巡ることができます。名古屋市内発のおねだんは13,620円です。

「木曽路フリーきっぷ」(特急「ワイドビューしなの」号利用、フリー区間は中津川駅〜洗馬駅間)には、「木曽路エンジョイチケット」引換券がセットになっています。チケットには、到着駅からの観光に便利なバス・タクシー・レンタカー券(4,000円分)、グルメやショッピングに使えるお買い物券(2,000円分)、指定観光施設の共通入場券(15施設分)が含まれています。名古屋市内発のおねだんは9,390円です。

フリーきっぷは3種類とも、有効期間は3日間です。現地協賛施設での提示すると割引などのサービスが受けられる特典が付いています。また、名古屋市内以外にも複数の出発地から選ぶことができます。「飛騨路フリーきっぷ」「木曽路フリーきっぷ」には、グループでのお出かけがよりおトクになる2・3・4人用の料金も設定されています。

【図表で解説】JR東海 一部のおトクなきっぷをお盆期間も利用可能に

各方面から名古屋へのお出かけに便利な「ハッピー名古屋往復きっぷ」は、名古屋駅までの特急列車の往復普通車指定席と、名古屋駅ビル「タワーズ」「ゲートタワー」で使える5,000円分の食事・商品券がセットになっています。おねだんは出発エリアごとに異なり、高山本線(飛騨古川駅〜飛騨金山駅間)発が12,120円、中央本線(木曽福島駅〜南木曽駅間)発が9,400円、紀勢本線(熊野市駅〜紀伊長島駅間)発が13,800円となっています。有効期間は3日間です。きっぷの提示で対象施設の入場料等が割引になる特典も付いています。

JR東海は、夏の観光やショッピングにおトクなきっぷをぜひ活用してほしいと話しています。