西黒崎駅が4年間営業休止 200m先の隣駅利用を 周辺でバイパス建設工事 筑豊電気鉄道

福岡県のローカル私鉄 筑豊電気鉄道は、西黒崎駅の旅客取り扱いを2021年10月1日(金)から4年程度休止します。

国道3号黒崎バイパス西黒崎ランプの建設予定地付近(misakingoto/写真AC)

西黒崎駅付近で国道3号黒崎バイパス「西黒崎ランプ」の建設工事が始まることに伴うもので、工事期間中は一部のホームが撤去されるとのことです。また、駅周辺を工事用車両や重機が頻繁に通行し、利用者の安全確保が難しいとし、旅客営業を休止するとしています。

休止期間中は、隣接駅である熊西駅(約400m)または黒崎駅前駅(約200m)を利用するよう案内されています。西黒崎の定期券をお持ちの方は、熊西駅または黒崎駅前駅への変更が必要になります(手数料不要)。熊西駅へ変更の場合、乗車区間が短くなることにより差額が払い戻されます。黒崎駅前駅への変更は券面の書き換えのみとなり、追加の運賃は不要です。

西黒崎駅は1992年(平成4年)10月25日に開業し、2019年度の1日あたりの乗降客数は151名です。

黒崎バイパスは、国土交通省が整備を進めている北九州市八幡東区西本町〜八幡西区陣原を結ぶ全長5.8km、片側2車線の自動車専用道路です。本線は暫定片側1車線区間を含めて2012年(平成24年)度に開通しました。今後は春の町ランプ、黒崎西ランプなどの建設工事が行われ、既存道路との接続機能が強化されます。完成後は北九州都市高速道路と一体となった自動車専用道路ネットワークが形成され、八幡地区および黒崎地区における交通渋滞の解消と交通安全の確保が図られます。