叡山電鉄は、市原駅〜鞍馬駅間の運転再開に合わせて2021年9月18日(土)にダイヤ変更を実施します。
2020年7月8日に発生した土砂災害により長期間運転を見合わせていた鞍馬線の市原駅〜鞍馬駅間は、2021年9月18日(土)始発列車から運転を再開し、叡山電車は1年2か月ぶりに全線での運転となります。これに合わせて行われるダイヤ変更ですが、昨今の新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う利用状況が考慮され、運転本数や始発・最終列車の見直しが実施されます。
各駅の始発列車の時刻は平日・土休日ダイヤともに変更されます。特に変更幅の大きい鞍馬駅発 出町柳駅行の始発列車は、土砂災害前のダイヤでは5:34発でしたが、運転再開後は5:53発となり、19分繰り下げられます。
最終列車も平日・土休日共通で見直されます。出町柳駅発の行先別最終列車は、鞍馬駅行が土砂災害前の23:12発から22:25発へと47分繰り上がるのを筆頭に、現行ダイヤから八瀬比叡山口駅行は15分、市原駅行は10分、二軒茶屋駅行は7分、修学院行は10分それぞれ終電時刻が繰り上げとなります。
また、9月25日(土)に実施される京阪電気鉄道のダイヤ変更に合わせ、平日ダイヤの朝ラッシュ時間帯および夕ラッシュ時間帯以降に出町柳駅の発着時刻が調整され、両者の接続が考慮されます。なお、京阪電車のダイヤ改正前となる9月18日(土)〜24日(金)の間は、出町柳駅でスムーズに乗り継ぎができない場合があるとしています。
各時間帯の列車の運転間隔も示されています。平日・土休日の昼間時間帯は出町柳駅〜八瀬比叡山口駅、出町柳駅〜鞍馬駅間の列車がそれぞれ15分間隔で運転されます。
現行ダイヤでは平日の夕ラッシュ時間帯(17時〜18時台)での運転間隔にバラつきがありますが、ダイヤ変更後は出町柳駅から宝ケ池駅までは6分間隔に調整され、わかりやすいダイヤとなります。内訳は、八瀬比叡山口駅行の列車が12分間隔、鞍馬線の市原駅行および鞍馬駅行列車がそれぞれ24分間隔となっています。
平日の夜時間帯(19時〜20時台)は現行ダイヤより列車本数が削減され、出町柳駅〜八瀬比叡山口駅間の列車が約15分間隔、出町柳駅〜市原駅および鞍馬駅間の列車が各30分間隔により交互に運転されます。土休日の夜時間帯(18時〜20時台)は、出町柳駅〜八瀬比叡山口駅間および鞍馬駅間の列車がそれぞれ20分間隔で運転されます。
叡山電鉄は、ダイヤ変更後の詳しい時刻表を9月上旬から公式サイト上で案内するとしています。