台風14号 山陽新幹線が広島〜博多間で17日計画運休 筑肥線・大村線・日南線も運休あり

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JR九州とJR西日本は、台風14号の接近に伴い2021年9月17日(金)は新幹線や在来線で計画運休を実施します。

山陽新幹線N700S(e**********************m/写真AC)
山陽新幹線N700S(e**********************m/写真AC)

台風14号は東シナ海上を東に進み、9月17日(金)には九州北部付近に上陸すると予想されています。このため、山陽新幹線は9月17日(金)午後以降、広島駅〜博多駅間で運転を取り止め、新大阪駅〜広島駅間では列車本数を減らしての運転となります。九州新幹線および博多南線は通常通りの運転が計画されています。

広島駅〜博多駅間を運転する最終列車は、下り東京駅10:09発(新大阪駅12:38発、広島駅14:04発)の「のぞみ23号」博多駅行および、上り博多駅13:39発の「のぞみ34号」東京駅行です。九州新幹線と直通運転する列車については、下り新大阪駅12:06発(広島駅13:33発)の「さくら555号」および、上り鹿児島中央駅11:34発(博多駅13:02発)の「さくら554号」が最終列車となり、その後の列車は博多駅〜鹿児島中央駅間での区間運転となります。

また、新大阪駅〜岡山駅間は13時頃から、岡山駅〜広島駅間は14時頃から、1時間あたり2〜6本程度の「のぞみ」「ひかり」「こだま」号が運転されます。

九州の在来線特急列車では、日豊本線の「ソニック」が本数を減らして運転されます。9月17日(金)に運休が決まっているのは下りが「ソニック7号」(博多駅8:22発 大分駅行)から「同45号」(博多駅17:57発 大分駅行)まで、上りは「ソニック12号」(佐伯駅6:58発 博多駅行)から「同50号」(大分駅17:44発 博多駅行)までの各列車です。また、特急「ひゅうが1号」(延岡駅5:12発 宮崎空港駅行)は延岡駅〜南宮崎駅間で区間運休となります。

長崎本線の特急「かもめ」も運転本数が少なくなります。運休となるのは下りが「かもめ5号」(博多駅7:17発 長崎駅行)から「同23号」(博多駅13:55発 長崎駅行)まで、上りは「かもめ6号」(長崎駅7:26発 博多駅行)から「同22号」(長崎駅13:19発 博多駅行)までの各列車です。

九州島内の普通列車では、福岡県・佐賀県の海沿いを走る筑肥線の運転に大きく影響が発生します。筑前前原駅〜唐津駅・西唐津駅間では、9月17日(金)は唐津駅5:18発の福岡空港駅行普通および、西唐津駅5:47発の福岡空港駅行快速の2本の上り列車のみ運転され、その他の列車は運転が見合わされます。また、姪浜駅〜筑前前原駅間でも7時頃から本数が減らされ、8時頃から運転見合わせとなります。相互直通運転する福岡市地下鉄空港線・箱崎線においても大幅な遅れや運休が発生する場合があります。

宮崎県の日南線では、青島駅〜志布志駅間で終日運転が見合わされます。土砂流入が発生している箇所があり、復旧には時間を要すると見込まれています。また、田吉駅〜青島駅間についても始発列車から運転見合わせとなります。

そのほか。鹿児島本線は門司港駅〜久留米駅間で始発から、大牟田駅〜熊本駅間では9:30頃から本数を減らして運転します。大村線(早岐駅〜諫早駅間)は8時頃から運転見合わせとなるほか、長崎本線(肥後大浦駅〜長崎駅間、長与駅経由を含む)および佐世保線(早岐駅〜佐世保駅間)は8時頃から運転本数が減らされます。

山口エリアでは、山陽本線の岩国駅〜下関駅間および、山陰本線の益田駅〜下関駅間で9時頃から列車の本数が減らされ、12時以降の列車の運転が取り止められます。そのほかにも、山口エリア内のすべての在来線で運休や大幅な遅れ、行先変更が行われる可能性があるとのことです。

最新の運行情報については、JR西日本およびJR九州の公式サイトで確認することをおすすめします。