23年度開業 天神大牟田線「雑餉隈新駅」の駅名募集 新鮮な「若緑色」高架駅舎に 西鉄

西日本鉄道(西鉄)は、天神大牟田線で進行中の連続立体交差事業に伴い建設する「雑餉隈新駅」(仮称)の駅名を募集します。

天神大牟田線で運行している西鉄6000形電車(ゴスペル/PIXTA)
天神大牟田線で運行している西鉄6000形電車(ゴスペル/PIXTA)

雑餉隈駅付近では福岡市、隣接する春日原駅〜下大利駅の区間では福岡県とともに高架化工事が進められており、全長約5kmの区間が2022年8月に高架へと切り替えられる予定です。合わせて19の踏切を除去することにより交通渋滞や事故の解消が図られるほか、線路で分断された地域を一体化する効果も期待されています。

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市の事業区間である雑餉隈駅〜春日原駅間には雑餉隈新駅が新たに建設され、2023年度後半に開業する予定です(新駅周辺地図は下図を参照)。新駅の高架駅舎は「在りし日の豊かな自然に想いをはせ、優しく芽吹く街のエントランス」のコンセプトにより外装デザインが施されます。イメージカラーには始まりを想起させる無垢な「白色」が選ばれ、新しい文化や生活が植物のように芽吹くようにと、新鮮な雰囲気の「若緑色」がアクセントカラーとして使用されます。

また、地元の人に親しんでもらえる駅づくりの一環として、2021年12月1日(水)〜31日(金)の期間で駅名の一般公募が行われます。特設Webページのほか、はがきでの応募も受け付けられます。集まった候補の中から新駅にふさわしい名称を選ぶため、西鉄、福岡市および地元の代表による選考会が実施され、西鉄が最終決定した駅名が2022年夏頃に発表される予定です。

なお、新駅から約600mと距離の近い雑餉隈駅も、現在の位置で高架駅となります。建設中の高架駅舎は、宿場町の雰囲気を伝えるモノクロモノトーンに、かつてあった食糧倉庫の穀物を連想させる「黄蘗(きはだ)色」のアクセントを加えたデザインです。