遠鉄電車 新型コロナによる減便終了 従来ダイヤ復帰 土日も12分間隔に 外出増加に対応

新型コロナウイルス感染症に伴う減便を行っていた遠州鉄道(遠鉄)は2021年12月1日(水)にダイヤを変更し、従来のダイヤによる運転を再開しました。

遠州鉄道1000形電車(けんちゃん_さん/写真AC)
遠州鉄道1000形電車(けんちゃん_さん/写真AC)

感染拡大の影響による鉄道利用者の減少を考慮し、遠鉄電車では2020年4月25日から特別ダイヤによる減便運行が実施されていました。遠鉄によると、ワクチン接種率の高まりなどを受けて今後は外出機会が増えるため、移動需要の増加に対応する必要があると説明しています。

特別ダイヤでは土日祝日のみ終日20分間隔とされていたほか、平日・土日祝日とも夜時間帯の上下計2本(西鹿島駅22:40発・新浜松駅行、新浜松駅23:20発・西鹿島駅行)の運転が休止されていました。2021年12月1日(水)からは毎日、日中12分間隔とする通常ダイヤに戻され、減便していた夜間2便の運転も再開します。減便期間中の運転本数は平日164本・土休日106本でしたが、いずれの曜日も166本に変更されます(詳細は下表を参照)。

【図表で解説】遠州鉄道 新型コロナの影響による減便を終了 通常ダイヤ再開

その一方で、駅窓口の飛沫感染対策として実施されている、助信駅・曳馬駅・さぎの宮駅・小松駅の4駅の窓口休止は継続されます。また、窓開けや空調使用による車内の換気や、駅設備や車両の消毒等の感染予防対策が引き続き実施されます。