熊本県内のバス・電車が子ども無料 大人も100円 29日の1日限り 熊本電鉄など5社と市電

(2022年1月14日) 新型コロナウイルス感染症再拡大のため中止となることが発表されました。

熊本県内の路線バス事業者と熊本市交通局は、2022年1月29日(土)に「熊本県内バス・電車子ども無料(大人100円)の日」を実施します。

坪井川公園駅〜北熊本駅間を走行する熊本電気鉄道03形電車(MaedaAkihiko/Wikipedia, CC 表示-継承 4.0)
坪井川公園駅〜北熊本駅間を走行する熊本電気鉄道03形電車(MaedaAkihiko/Wikipedia, CC 表示-継承 4.0)

公共交通を改めて見直してもらう機会をつくり出し、公共交通の利用促進と、県内全体でお出かけを促し地域活性化を図る目的で実施されます。また、交通手段として公共交通を活用することで、渋滞緩和や環境対策などにつなげる効果も期待されています。

対象となるのは、九州産交バス、産交バス、熊本電気鉄道、熊本バス、熊本都市バス(いずれも本社: 熊本市)が営業する熊本県下路線バス(一部路線は対象外)および、熊本電鉄電車、熊本市電です(対象エリアは下図を参照)。当日限り、小学生以下の小児運賃が無料、大人運賃は100円で乗車できます。対象外とする路線の詳細については決まり次第公表するとしています。なお、新型コロナウイルス感染再拡大等により中止する場合もあるとのことです。

【路線図で解説】2022年1月29日(土) 「熊本県内バス・電車子ども無料(大人100円)の日」

バス5社が設置する共同経営推進室によると、2019年9月14日に「熊本県内バス・電車無料の日」を実施した際、当日の公共交通利用者は約25万人と、前週比2.5倍に増加しました。桜町バスターミナルを有する複合施設「サクラマチクマモト」(熊本市)の来場者数は予想の2.5倍の25万人を数え、熊本中心市街地に約5億円の経済効果があったとしています。また、県下の各地域でも軒並み路線バス利用者が増え、商業施設や日帰り温泉など行楽施設でも来客の増加が見られたとのことです。