GWの北海道新幹線 青函トンネル内を210km/h走行 貨物列車とのすれ違い避け3分速達化

JR北海道は、2022年度のゴールデンウィーク期間に北海道新幹線の青函トンネル区間で高速走行を実施します。

北海道新幹線H5系(中村 昌寛/写真AC)
北海道新幹線H5系(中村 昌寛/写真AC)

青函トンネル内(約54km)では新幹線と貨物列車が同じ線路を使用しているため、すれ違い時の影響などを考慮して新幹線の速度は160km/hに制限されています。新幹線と貨物列車が走行する時間帯を区分することにより新幹線の速度を向上する取り組みはこれまで4回実施されており、貨物列車の運行本数が少ないゴールデンウィーク期間中にも210km/hでの高速走行が行われます。

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実施日は2022年5月1日(日)・2日(月)・4日(水)〜6日(金)の計5日間で、始発列車から15:30頃までの間に走行する上下各7本の定期列車が対象です。所要時間は現行ダイヤより3分短縮され、最速列車の下り「はやぶさ7号」は東京駅〜新函館北斗駅間を3時間54分で運転します(運転時刻は下表を参照)。

【時刻表で解説】JR北海道 北海道新幹線の青函トンネル区間 ゴールデンウィーク期間に高速走行

また、函館駅までの所要時間短縮のため、高速走行する新幹線に接続する一部の在来線「はこだてライナー」で時刻変更が行われます(運転時刻は上表を参照)。期間中は通常より発車時刻が早まる列車があるので、利用の際には注意が必要です。