磁気定期券を終了 ICOCA・PiTaPaに乗り換えを 阪神 「ローソン」引換券プレゼントも

阪神電気鉄道は磁気定期券の発売を段階的に終了し、定期券サービスをIC定期券に一本化します。

阪神8000系電車(ふじやん⭐︎/写真AC)
阪神8000系電車(ふじやん⭐︎/写真AC)

阪神電鉄は2006年7月からPiTaPa定期券の発売を開始し、2019年3月からは並行してICOCA定期券も発売しています。定期券利用者に占めるIC利用の割合が高まってきていることに加え、新型コロナウイルス感染拡大後はキャッシュレスや非接触サービスのニーズが大きくなっていることからICカードへの集約が決まりました。

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身体障害者・知的障害者割引定期券など一部の特例を除き、阪神電鉄が発売するすべての磁気定期券の発売が取り止められます。まず、2022年3月14日(月)をもって自動定期券発売機での発売が終了し、続いて7月31日(日)には係員定期券発売所での取り扱いも終了します(詳細と定期券発売駅の路線図は下図を参照)。

【路線図で解説】阪神 磁気定期券の発売を終了

これに合わせ、新たにIC定期券を購入または、お手持ちの磁気定期券をIC定期券に発行替えした方を対象とした「IC定期券購入キャンペーン」が開催されます。「ローソン」とタイアップした商品無料引換券のプレゼントや、阪急阪神グループ施設利用券などがその場で当たる抽選くじが用意されています(詳細は上表を参照)。

阪神電鉄はこのキャンペーンを「IC定期に乗り換える最後のチャンス」と掲げ、磁気定期券からIC定期券へのスムーズな移行を図りたいとしています。