京浜急行電鉄(京急)は2022年2月26日(土)にダイヤ改正を実施し、利用状況に合わせて現行ダイヤの運転本数・時刻・列車種別等を一部見直します。
平日夕・夜時間帯の座席指定列車「イブニング・ウィング号」は、品川駅の発車時刻がおおむね20分間隔にパターン化されます。併せて、現行ダイヤの最終列車は品川駅21:47発(22:17・23:00発は臨時列車)ですが、改正後は品川駅21:05発が最終となり、臨時列車を含めて3本の設定が廃止となります。
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久里浜線の京急久里浜駅〜三崎口駅間では、平日の昼間時間帯(11〜15時)はおおむね20分間隔、1時間あたり3〜4本の運転となります。コロナ禍の長期化に伴い利用者数が減少する中で2021年10月18日からすでにこの区間のダイヤ変更が実施されており、同じ運転体系が引き継がれます。
平日・土休日ダイヤとも、品川駅方面からの早朝時間帯の羽田空港アクセスが改善されます。現行ダイヤで京急蒲田駅5:19発・羽田空港第1・第2ターミナル駅行の普通列車は、品川駅5:09発の特急列車に変更され羽田空港まで直通運転します。そのほか、空港線直通列車では一部のエアポート快特・快特・特急列車はエアポート急行に種別変更されます。
土休日ダイヤでは12両編成で運転する列車に変更が発生します。ダイヤ改正後、泉岳寺駅行の上り快特列車4本が金沢文庫駅〜品川駅間で、都営浅草線からの下り快特列車4本は品川駅〜金沢文庫駅間でそれぞれ12両編成による運転が行われます。一方で、現行ダイヤで土曜の6〜9時台に金沢文庫駅から12両運転している都営線直通の特急列車7本については、利用状況に合わせて同駅での増結が中止となります。
そのほかでは現行ダイヤから大きな変更はないものの、一部の列車種別・行先の変更や、一部の最終列車の時刻および最終列車への接続列車の見直しなどが実施されます。京急電鉄は、新型コロナウイルス感染症の影響で利用客数が減少しているものの、「3密回避」を図るため朝ラッシュ時の運転本数は維持するとしています。