10月運賃値下げと連動 区間運転の普通を大増発 北総線ダイヤ改正 上り終電繰り下げも

北総鉄道は2022年2月26日(土)にダイヤ改正を実施し、運賃値下げの趣旨に合わせた普通列車の増発や、最終列車の一部繰り下げを行いました。

北総鉄道7500形電車(ちゃんこちゃんこ/写真AC)
北総鉄道7500形電車(ちゃんこちゃんこ/写真AC)

北総鉄道は国土交通省に運賃改定の届け出を行っており、現行の運賃から15.4%の値下げを2022年10月1日(土)に実施する予定です。普通運賃は中距離帯の値下げ幅が重点的に大きく設定されており、これにより北総線内の移動を促進し、沿線全体の活性化につなげる狙いがあります。

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この趣旨に沿うかたちで、新鎌ヶ谷駅〜印西牧の原駅(一部は印旛日本医大駅)間において区間運転の普通列車が上下合わせて平日に11本、土曜・休日に4本増発されます。これにより、同区間では平日9時台および土曜・休日8時台における上り普通列車がおおむね10分間隔での運転となります。さらに、平日18〜21時台でも新鎌ヶ谷駅から各駅に停車する下り列車がおおむね10分間隔の設定となります。

また、京成電鉄のダイヤ改正により成田空港駅発の上り最終アクセス特急の運転時刻が繰り下げられることに伴い、北総線から京成線・都営浅草線に直通する上り最終普通列車(泉岳寺駅行)も一部区間で時刻繰り下げとなります。そのほか、利用状況に合わせて深夜時間帯などで運転本数や一部列車の種別が見直されます。

北総鉄道 2022年2月26日(土)ダイヤ改正アセット 6

京成電鉄が2020年10月から運転している「臨時ライナー」は、ダイヤ改正により運転時刻が変更となり所要時間が短縮します。「スカイライナー」と同じAE形車両を使用しており、座席定員制なので印旛日本医大駅および千葉ニュータウン中央駅から都心方面へ座って通勤することが可能です。