JR東日本 普通回数券を全区間で9月発売終了 代替はSuica「リピートポイントサービス」

JR東日本は、自社管内の普通回数乗車券について、すべての区間での発売を2022年9月30日(金)をもって終了します。

山手線で運行しているJR東日本E235系電車(よっとこ/写真AC)
山手線で運行しているJR東日本E235系電車(よっとこ/写真AC)

発売が終了するのはJR東日本線内で完結する全区間の普通回数券です。発売終了の理由としては、利用状況や経営環境の変化のほか、チケットレスサービスの普及などを理由に挙げています。JRグループで普通回数券が廃止となるのは、2021年6月終了のJR九州、同年9月終了のJR西日本(ICOCAエリアのみ)に続いて3例目となります。

発売終了日までに購入した普通回数券については、2022年10月以降も有効期間満了日までそのまま使い続けることができます。なお、身体障害者割引、知的障害者割引および通学用割引が適用された普通回数券についてはこれまで通り発売が継続されます。

【図表で解説】JR東日本 普通回数乗車券の発売を終了

JR東日本は、Suicaのチャージ残高で同一運賃区間を回数券のように繰り返し利用するとJRE POINTが還元される「リピートポイントサービス」を2021年3月から提供しています(詳細は上図を参照)。Suicaエリア内の在来線における普通回数券の代替サービスとして案内されていますが、Suicaエリア外では現時点において普通回数券に代わるサービスは用意されていません。