南海特急「ラピート」 2年ぶり全列車の運転再開 コロナ禍落ち着き関空旅客が増加傾向

南海電気鉄道は、新型コロナウイルスの影響で一部列車を運休している特急「ラピート」について、約2年ぶりにすべての列車の運転を再開します。

特急「ラピート」で運行している南海50000系電車(ありねこ/写真AC)
特急「ラピート」で運行している南海50000系電車(ありねこ/写真AC)

新型コロナ感染拡大に伴う利用の減少を考慮し、難波駅と関西空港駅を結ぶ特急「ラピート」の一部列車の運転が2020年4月24日から取り止められました。このうち、土休日ダイヤで運休となっていた列車の運転は2021年10月30日から再開されています。今回は、平日ダイヤで運休している1日あたり14本(上下各7本)の列車が2022年5月2日(月)から運転再開となります(運転再開列車の時刻表は下表を参照)。運転を再開する列車の特急券は、2022年4月21日(木)から前売り発売が始まっています。

南海によると、関西国際空港の旅客数が増加傾向にあり、ゴールデンウィークを契機にさらなる利用増が見込まれるとのことです。このような状況を踏まえ、関西空港を拠点とした移動需要に対して適切な輸送力を提供するために再開を決めたとしています。

【時刻表で解説】南海 特急「ラピート」全列車の運転を再開

運転再開初日の2022年5月2日(月)は、対象の特急「ラピート」車内で南海のスタッフによるノベルティグッズのプレゼントが企画されています。なお、新型コロナの感染状況などによっては、一部列車の運転取り止めが再度実施される場合もあるとのことです。