奈良線 線路切替工事のため京都〜城陽間で運休 21日〜22日 代行バス実施せず JR西日本

(2022年5月8日) 誤表記がありましたので訂正しました。

JR西日本は、奈良線複線化のための線路切換工事に伴い、2022年5月21日(土)21時頃〜22日(日)10時頃にかけて一部の区間で列車を運休します。

奈良線で運行しているJR西日本205系電車(ポニー/写真AC)
奈良線で運行しているJR西日本205系電車(ポニー/写真AC)

複線化完成は23年春

2022年5月21日(土)は桃山駅〜城陽駅間の運転が21時頃までに終了し、以降は終電まで桃山駅で京都駅方面、城陽駅で奈良駅方面にそれぞれ折り返し運転を行います。また、5月22日(日)は始発から10時頃まで京都駅〜城陽駅間の運転が取り止められ、この時間帯は城陽駅〜奈良駅間のみの運転となります。

運転取り止め区間ではバスによる代行輸送は実施されません。なお、定期券・IC定期券・普通乗車券等をお持ちの方は近畿日本鉄道(近鉄)、京阪電気鉄道および京都市交通局への振替輸送を利用できる予定です(路線図は下図を参照)。

【路線図で解説】JR西日本 線路切換工事 奈良線 京都〜城陽間で運休

奈良線の複線化は第2期事業が現在進行中で、2023年春の開業を目標に工事が行われています。今回、新たに複線化されるのはJR藤森駅〜宇治駅間、新田駅〜城陽駅間および山城多賀駅〜玉水間の3区間、計14.0kmです。完成後、特に利用客の多い京都駅〜城陽駅間はすべて複線となり、利便性向上や定時性の確保が期待されています。また、駅設備の安全性や快適性向上のため、ホームの改良や橋上化、バリアフリー化などの工事も並行して行われています。