日本初!「交通IC+クレジット」一体型改札機 Visaタッチ決済対応 福岡地下鉄で実証実験

福岡市交通局は、交通系ICカードとタッチ決済の一体型改札機を福岡市地下鉄の一部の駅に設置し、クレジットカードのタッチ決済機能を使った乗車の実証実験を行います。

地下鉄空港線・箱崎線で運行している福岡市交通局2000系電車(そいそいん/写真AC)
地下鉄空港線・箱崎線で運行している福岡市交通局2000系電車(そいそいん/写真AC)

クレジットカードでそのまま乗車

福岡市と福岡地域戦略推進協議会(FDC)は、先端技術を活用して社会課題の解決を目指す実証実験を全国から募集し、優秀なプロジェクトの実証をサポートする取り組みを行っています。三井住友カード(本社:東京都江東区)が提案し、採択された今回のプロジェクトには、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(本社:東京都千代田区)、日本信号(本社:東京都千代田区)、QUADRAC(本社:東京都港区)が共同で参画しています。

実証期間は2022年5月31日(火)からで、空港線の天神駅〜福岡空港駅間および、箱崎線の中洲川端駅〜呉服町駅間を対象に実施されます。改札の入出場時、お手持ちの「Visaのタッチ決済」機能付きクレジットカード等を専用読み取り部にかざすだけで地下鉄の乗車が可能になります。事前の登録や購入、チャージは不要で、利用履歴はQUADRACが提供する専用サイト「Q-move」で確認することができます。対象駅以外の区間にまたがってタッチ決済を利用して乗車することはできません(利用可能区間の路線図など詳細は下図を参照)。

【路線図で解説】福岡市地下鉄 「交通系ICカードとタッチ決済の一体型改札機」による実証実験

なお、交通系ICカードとタッチ決済に両対応した一体型改札機は日本信号が開発を担当し、今回の福岡市地下鉄が全国で初めての導入となります。