時差通勤ポイント「ICOCAでジサポ」一部変更 6月からは「入場時刻」が条件 JR西日本

JR西日本は、時差通勤でポイントが貯まる実施中のサービス「ICOCAでジサポ」について、2021年6月1日(水)利用分からポイント付与条件を一部変更しました。

琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線などで運行しているJR西日本223系電車(H.Motti/写真AC)
琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線などで運行しているJR西日本223系電車(H.Motti/写真AC)

駅ごとに異なる入場時間帯

「ICOCAでジサポ」は、ICOCA通勤定期券の利用者向けに混雑を避けた通勤を促すため、2021年4月から期間限定で展開されています。これまでは平日の朝利用時、「着駅の出場時刻(9:00〜10:30)」がICOCAポイントの付与条件とされていましたが、2022年6月利用分から「発駅の入場時刻」での判定へと改められます。

例えば、京都駅なら「8:20〜9:50」、姫路駅なら「7:30〜9:00」など発駅ごとに指定時間が新たに定められます。この時間内に改札を入場し、対象着駅(大阪都心部の33駅)の改札を出場すると利用1回ごとに30ポイントが付与されます(対象発駅エリアの路線図と指定入場時間は下図を参照)。

【路線図で解説】JR西日本 「ICOCAでジサポ」 ポイント付与条件を変更

発駅エリアを明確化

また、従来は定期券を発売できる区間なら発駅の範囲は限定されていませんでしたが、今回の変更を機に対象発駅エリアが明確化されます。例えば、琵琶湖線は野洲駅、JR宝塚線は新三田駅が最も遠い対象発駅となり、エリア外の駅からの入場ではポイントが付与されなくなる点は注意が必要です。

そのほか、対象券種、対象着駅や付与されるポイント数および上限についての変更はありません。JR西日本は、主な駅の混雑度傾向や列車走行位置、新快速列車などのリアルタイム混雑状況をスマートフォンアプリ「WESTER」で提供しており、時差通勤の参考に活用してほしいとコメントしています。