東急電鉄は2022年6月18日(土)〜8月28日(日)の土日祝日限定で小学生を対象に、東急線が1日乗り放題となる「東急線キッズ100円パス」を発売します。
アフターコロナへの対応として、沿線エリア内の移動需要をつくるために企画された新たな乗車券で、シニア層対象の「東急線乗り放題パス(over60)」に続く第2弾となります。小児の定期外利用が多い土休日におトクにお出かけできるきっぷとして、子育て世帯の家計負担に配慮して、通常の「東急線ワンデーパス」(小児340円)の約7割引きとなる100円で発売されます(発売日カレンダーと路線図は下図を参照)。
「東急線キッズ100円パス」と連動した親子で楽しめるスタンプラリー企画や、沿線グループ施設との連携も予定しており、夏休みに向けた需要喚起を行っていくとのことです。今回の利用状況やアンケートを踏まえ、今後も子どもや子育て世代により気軽に利用してもらえる鉄道サービスを目指すとしています。
第1弾として2021年11月に発売された「東急線乗り放題パス(over60)」は、東急線沿線在住の60歳以上の方が1か月間、2,000円で東急線に乗り放題となる電子乗車券でした。東急電鉄によると、発売上限1,000名のところ、想定を大きく上回る約3,800名の応募があったとのことです。
利用者アンケートでは、この乗車券をきっかけに「鉄道利用の頻度が増えた」「東急線の普段行ったことのない駅、沿線の行ったことがない場所に行くようになった」と6割以上の方が回答しました。また、8割以上の方が主な外出先として百貨店、映画館を含む商業施設を挙げており、鉄道利用促進による商業施設への波及効果も確認できたとしています。