京急「みさきまぐろきっぷ」刷新 デジタル版登場 プラス料金で広がる体験 SUPや陶芸も

京浜急行電鉄(京急)は、スマートフォンで購入から利用まで完結する「デジタルみさきまぐろきっぷ」「デジタル三浦半島まるごときっぷ」の発売を開始します。

京急1000系電車(Katsumi/TOKYO STUDIO)
京急1000系電車(Katsumi/TOKYO STUDIO)

三浦半島4大きっぷをデジタル化

磁気乗車券として発売しているおトクなきっぷのデジタル版で、観光型MaaS(Mobility as a Service)「三浦COCOON」で2022年7月20日(水)から発売されます。アプリのダウンロードは不要で、Webサイトからクレジットカード決済により購入できます。発売中の「デジタルよこすか満喫きっぷ」「デジタル葉山女子旅きっぷ」と合わせ、今回で三浦半島方面のおトクなきっぷ4種がすべてデジタル化されました。

デジタル版の新発売に合わせて「みさきまぐろきっぷ」はリニューアルし、「三浦・三崎おもひで券」に追加料金を支払うことで利用できる「おもひで券PLUS」のメニューが登場します。「SUP体験」「陶芸体験」など、既存の「おもひで券」ではカバーしていない新たなアクティビティや日常体験を楽しむことができます。この「おもひで券PLUS」を利用した方に、期間限定で「京急オリジナルタンブラー」をプレゼントするキャンペーンも開催されます。

そのほか、「みさきまぐろきっぷ」の乗車券を提示すると優待割引を受けられる店舗が8店舗追加されます。また、「おもひで券」の新規加盟店舗として、三崎港エリアで地産メニューを楽しめる飲食店2店舗が追加されます(追加メニュー、主な駅からのおねだん等、詳細は下の図表を参照)。

【図表で解説】京急 「デジタルみさきまぐろきっぷ」「デジタル三浦半島まるごときっぷ」発売開始

都心から乗り換えなしで利用可能に

さらに、おトクなきっぷで楽しめる夏季限定コンテンツも展開されます。和田長浜海水浴場に開設される「海の家」3店舗や、三浦海岸駅・三崎口駅のキッチンカーマルシェ「駅前フードジャーニー」では、期間限定で「みさきまぐろきっぷ」「三浦半島まるごときっぷ」の施設券を利用することができます(営業期間はコンテンツにより異なります)。

利便性向上策として、三浦半島のおトクなきっぷ4種はデジタル版に限り、乗車開始駅に泉岳寺駅を新たに選べるようになります。これにより、品川駅の途中下車が不要となり、都心から三浦半島へ乗り換えなしでアクセスできます。なお、磁気乗車券の「みさきまぐろきっぷ」「三浦半島まるごときっぷ」は発売価格が変更となり、各駅からはデジタル版の方がおトクな設定となります。