「羽田〜北九州」30日間乗り放題のサブスク! 4万円と15万円の2種類 スターフライヤー

航空会社のスターフライヤー(福岡県北九州市)は、羽田空港と北九州空港を結ぶ主力の国内路線に30日間、何度でも搭乗できる航空券定額制乗り放題サービス「STAR PASS(スターパス)」の抽選販売を初めて実施します。

羽田空港を離陸するスターフライヤーA320号機(zapper/PIXTA)
羽田空港を離陸するスターフライヤーA320号機(zapper/PIXTA)

何回乗ると元が取れる?

満12歳以上の方ならどなたでも購入できる「STAR PASS」と、12歳以上26歳未満という年齢制限がある「STAR PASS ユース」の2種類が用意されます。パス購入者は2023年5月15日(月)〜6月13日(火)の対象期間中、「羽田〜北九州線」を回数制限なく利用することができます。片道のみの予約や、日帰り利用も可能です。

「STAR PASS」のおねだんは150,000円で、20枚のみの数量限定発売です。一方の「STAR PASS ユース」は40,000円で、発売数は70枚です。

同路線で前日までの予約に適用している通常運賃「STAR 1A/B」の最低価格は35,000円なので、5回以上なら乗れば乗るほどおトクになります。また、26歳未満の方限定の運賃「スターユース」(17,000円)と比較すると、「STAR PASS ユース」は3回の搭乗で元が取れる計算です(「STAR PASS」で利用できる北九州〜羽田線の運航時刻、抽選販売のスケジュールなど詳細は下の図表を参照)。

【時刻表で解説】「STAR PASS」で利用できる北九州〜羽田線の運航時刻、抽選販売のスケジュール

計90枚限定の抽選販売

利用時に便の指定はできず、スターフライヤーが指定する「朝・昼・夜」の3つから希望の時間帯を選んで搭乗日の前日(「ユース」購入者は3日前)までに予約します。便名は、予約から24時間以内または、出発時刻の6時間前までにメールで届くEチケット控えで確認できます。

なお、航空機の利用はパス購入者本人に限られ、搭乗時には同社カウンターで顔写真付きの公的身分証明書を提示する必要があります。また、利用の都度、北九州空港と羽田空港の旅客施設使用料(片道470円)が別途必要となります。

4月14日(金)15時からスターフライヤー公式サイトで応募受付が始まり、4月20日(木)23:59に締め切られます。同社のマイレージ会員「STAR LINK」への入会が応募の条件となっており、新規に申し込んだ方も応募できます。当選者には4月27日(木)にメールで通知され、4月30日(日)までにパスの購入手続きを行う必要があります。

日本経済新聞は、スターフライヤーが「福岡県内の賃貸住宅と東京〜福岡間の航空券をセットにしたサブスクリプション(定額課金)サービスを2023年春までに開始する」と2022年10月12日に報じました。リモートワークが多くなった首都圏の会社員をターゲットに、福岡への移住を促しつつ、新型コロナウイルス感染症の影響で下がった搭乗率の回復につなげるという内容でした。

今回発表されたパスは航空券のみのサブスクで、ゴールデンウィーク終了後の閑散期を対象とした設定です。終了後も継続的に発売されるのか、住宅家賃との組み合わせはいつ実現するのかが今後の注目ポイントです。

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