JR東日本大宮支社は、2025年5月4日(日)から5日(月・祝)にかけて、宇都宮線で一部区間の列車運休を伴う橋りょう架け替え工事を実施します。
一級河川中川では、氾濫による流域の水害を防ぐため、河幅を拡げる河川改修工事が埼玉県により進められています。宇都宮線の東鷲宮駅〜栗橋駅間に架かる古利根川橋りょうはこの拡幅部に交差しているため、県から受託したJRは、橋を長くする架け替え工事を2022年3月から進めています。
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今回は上り線を仮の線路に切り換える工事で、4月4日(日)22:00頃から5日(月)7:40頃までの間、久喜駅〜古河駅間ですべての列車が運休します。あらかじめ購入したJR区間のきっぷや定期券をお持ちの方は、東武鉄道、東京メトロ、都営地下鉄への振替輸送を利用できます。久喜駅〜東鷲宮駅〜栗橋駅間と、栗橋駅〜古河駅間の2つの区間でバス代行輸送が実施されますが、バスの本数は限られ、乗り換えも含めて相当の時間を要すると見込まれています。
JRは、4日(日)の工事開始前に久喜駅〜古河駅間を直通する最終列車について告知しています。それによると下り方面は、上野駅を20:54頃、新宿駅を20:51頃、大宮駅を21:31頃に発車する列車が最後に古河駅まで直通し、その後は久喜駅または白岡駅での折り返し運転となります。上り方面は、宇都宮駅を21:09頃、小山駅を21:35頃発車する列車が久喜駅まで直通運転した後、古河駅での折り返し運転へと切り替わります。宇都宮線は運休区間以外でも、工事時間帯は運転本数が大幅に少なくなるとのことです。
工事は今後、現在のおよそ3倍となる長さ約90mの新橋りょうの建設へと移行します。2028年から順次、仮線から本線への切換が進められ、2031年頃に工事が完成する計画です。