2つの源泉を堪能「芳賀温泉ロマンの湯」無料入浴特典付き 宇都宮LRT一日乗車券がお値段そのままで超お得コラボ中

宇都宮ライトレールは、通常のライトライン一日乗車券の特典に加え、日帰り温泉無料入浴などの特典を追加した「芳賀温泉ロマンの湯30周年記念 コラボ一日乗車券」を2025年9月1日(月)~10月31日(金)の期間限定で発売します。

ライトライン乗り放題+温泉で1,000円

同社は「道の駅はが」「芳賀温泉ロマンの湯」を運営する芳賀町ロマン開発(栃木県芳賀町)と連携協定を結んでおり、これまでもライトラインを活用した観光客の誘導に取り組んできました。共同開発したコラボ一日乗車券には、美肌効果と保温効果の高い2本の源泉を楽しめることで人気の高いロマンの湯への無料入浴や、併設する道の駅はがでのジェラート割引など、今回だけの提示特典が特別に付いてきます。ライトライン全線1日乗り放題に加え、ライトライン沿線の店舗・施設で受けられる通常の特典も利用でき、芳賀町工業団地管理センター前から芳賀温泉ロマンの湯までの無料バスチケットも往復分が付属しています。

販売期間中は通常の一日乗車券(大人1,000円、小児500円)が価格はそのままでコラボ特典付き乗車券に置き換わり、従来から発売していた道の駅はがとロマンの湯の食事・買い物券と入浴割引券が付属した一日乗車券(大人2,000円)は販売休止となります。また、既存の餃子券付き一日乗車券(大人1,300円)は期間中も購入できますが、今回のコラボ特典は対象外となります。宇都宮駅東口定期券うりばなど各窓口で利用日の3日前から当日分まで購入可能で、乗車券を首から掛けることによりすべての扉から乗り降りでき、運転士への提示は不要です。

接続する路線バスに一部廃止の動きも

地域初のLRT(次世代型路面電車)として2023年8月に開業し、2年間で累計利用者1000万人を達成したライトラインの好調の要因の一つとして、バスやタクシー、マイカーなど他の交通機関との乗り継ぎ拠点「トランジットセンター(TC)」の整備に注力したことが挙げられます。コラボしているロマンの湯はライトライン路線から5kmほど離れていますが、芳賀町工業団地管理センター前停留所に隣接して設けられたTCから路線バスに乗り継ぐことで容易にアクセスできます。

その路線バスを運行するJRバス関東は乗客数の減少を理由に、作新学園前(栃木県宇都宮市)から芳賀町工業団地管理センター前、ロマンの湯を経由し、真岡鐵道の茂木駅(栃木県茂木町)までを結ぶ「水都西線」の運行を9月30日(火)をもって廃止します。真岡鐵道沿線から県都宇都宮までをショートカットする公共交通の一つが失われることになり、影響を受ける茂木町、市貝町と芳賀町では、予約制デマンドタクシーの運行エリアを拡大するなど代替交通確保の準備を進めています。なお、ライトライン沿線からロマンの湯へは、JRバス関東が「赤羽工業団地・市塙線」「祖陽が丘団地循環線」を日中おおむね1時間に1本の頻度で引き続き運行するので、観光利用において大きな利便性低下はなさそうです。

この記事に関連する路線図をプレビュー

鉄道おでかけニュース 最新記事