富士山麓電気鐵道は、沿線の山梨県富士吉田市で醸造したクラフトビールを車内で楽しめるイベント列車「ふじやまビール号」を2025年7月26日(土)に運行します。
富士山の天然水で人気のクラフトビール
富士五湖周辺は、富士山に降った雨や雪が溶岩など天然のろ過装置を通って地下深くに浸透している名水の宝庫です。標高約900mに位置するふじやまビールの醸造所では、地下100mから汲み上げた富士山の天然水と、欧州産の高品質麦芽を使用したクラフトビールを製造しており、併設するカフェレストランは観光名所として人気です。
1000系「富士登山電車」車両を使用した専用列車は大月駅(15:04発)から河口湖駅(16:11着)まで運行し、車内ではビールサーバーから注ぎたてのふじやまビールが何杯でもおかわり自由です。おつまみ類の持ち込みは自由で、おつまみやお茶などソフトドリンクを車内でも購入できます。車内にトイレはありませんが、行き違い交換を行う途中駅でトイレ休憩の時間が設けられます。
イベント前の臨時列車でもビールを販売
富士急行線車内でふじやまビールを飲み放題で楽しめる企画は2017年9月に実施されましたが、その後はコロナ禍などにより開催が見送られ、約8年ぶりの復活となります。料金は1人3,800円で、イベント列車の乗車料金とビール飲み放題のほか、オリジナルのメラミンカップのプレゼントも付いてきます。富士急グループの通販サイト「富士急のりもの百貨店」で7月21日(月・祝)まで申し込みを受け付け、応募が定員の40名を超えた場合は抽選で参加者が決まります。
上記の料金には含まれませんが、当日は河口湖駅を発車(12:39発)して、途中、富士山駅にのみ停車する大月駅行(13:29着)の臨時快速列車を運行し、車内で1杯500円でビールが販売されます。また、運行後のイベント列車は河口湖駅構内で17:40まで留置し、その車内でもビール(500円)販売を実施するとのことす。すべて参加すると最長で約5時間、富士急行線とビールを存分に楽しめる特別な一日になりそうです。