JR九州システムソリューションズ(福岡市博多区)は、博多駅直結の駅ビル内で2025年8月1日(金)~31日(日)の1か月間、仮眠個室サービス「Nap Lounge RelaQ(リラキュー)」の実証実験を実施します。
グランドインキャナルサイド
「白いかもめ」グリーン車の本格ソファ
「移動の合間に短時間でゆっくり休息できる空間」をコンセプトに、博多駅アミュプラザ地下1階にある「コワーキング&コラーニングスペース『Q』博多」内に1台の個室ラウンジが設置されます。施錠可能なプライベート空間なので手荷物の心配は不要、他人に寝顔を見られることもなく安心して仮眠や休息をとることができます。
「白いかもめ」「白いソニック」の愛称で呼ばれる885系特急型車両でかつて使用されていた、本皮のハイバックシートとフットレストが身体を支えます。1回の利用時間は30分間で、調光・調色できる照明や、温度調節可能なエアコンを備え、静か過ぎて深く寝入ることのないよう個室内には適度な環境音が流れます。
短い仮眠でも疲れが取れるの?
開発にあたりアドバイスを行った、睡眠医学の第一人者である久留米大学学長の内村直尚さんは「短い仮眠を取ることで脳がリフレッシュされて、そのあとの時間がぐっと生産的なものになる」と話します。理想的な仮眠時間は15~20分ほどで、脳と身体に休息感を与えることが疲労回復や作業効率アップにつながるそうです。仮眠が30分以上になると起きた後にボーっとしてしまい逆効果となるので、「ウトウト」程度の浅い睡眠が最も効果的だと言います。
8月のみの期間限定で、営業時間は9:30~17:30です。予約や会員登録、アプリのインストールは不要で、空室の場合はすぐに利用できます。支払いはクレジットカードや電子マネー、QRコード決済のキャッシュレス限定で、30分あたり650円~850円と日によって異なるシーズン別料金が適用されます。