阪急電鉄は、任天堂(京都市南区)の人気ゲームシリーズ「星のカービィ」とのコラボレーション企画として、ラッピング列車「カービィ号」の運行や関連イベント、グッズ販売などを展開します。
2015年から続く「阪急電車×キャラクター」企画
星のカービィは、ハル研究所(東京都千代田区)が携帯ゲーム機「ゲームボーイ」向けに1992年(平成4年)に第1作を開発して以来、これまでに30以上のシリーズ作品が発売され、現在も開発が続く人気アクションゲームです。丸くて愛らしい主人公「カービィ」には何でも吸い込んだり空を飛んだりする不思議な能力があり、その親しみやすさと操作のわかりやすさが支持され、世界中のゲームファンから愛され続けています。阪急は2015年からさまざまなキャラクターとのコラボ企画を展開しており、万博イヤーの2025年は、外国人観光客にも高い知名度を持つカービィが満を持して登場します。
8月22日(金)から神戸線・宝塚線・京都線で各1編成(1000系・1300系)が運行を開始するカービィ号は、両先頭車の側面がカービィと仲間たちや各沿線の風景が描かれたラッピングで装飾され、先頭貫通扉へのヘッドマーク掲出、乗務員室へのぬいぐるみ添乗も行われます。中間車両を含めた車内・車外の各箇所に掲出されるオリジナルのステッカーや、星のカービィの歴史を振り返ることができる中吊りポスターも必見です。運行期間は2026年3月17日(火)までで、運行ダイヤは8月下旬頃から公式サイトで公開されます。
スタンプラリーに便利な乗り放題きっぷも
グループ会社では能勢電鉄が8月22日(金)から一部編成でカービィのヘッドマークや車内ステッカーを掲出するほか、阪急バスも同日から一部路線でカービィたちのラッピングバスを運行します。阪急・能勢沿線の7か所にカービィたちとのコラボスタンプを設置し、オリジナル台紙にスタンプを集めると景品をプレゼントするスタンプラリーを9月2日(火)~11月24日(月・休)まで開催します。スタンプポイントにはカービィたちと一緒に写真撮影ができるフォトスポットが設置され、参加に便利な乗り放題の「阪急電車・阪急バス全線1日乗車券」は阪急版(大人1,400円・小児700円)、能勢版(大人1,800円・小児900円)の2種類が発売されます。
阪急のコラボ企画としては初めて、星のカービィのゲーム内音楽をベースとし、電車をテーマにアレンジを施したBGM放送が大阪梅田駅などの主要駅やグループ商業施設で流れます。沿線店舗やオンラインショップでは、電車をモチーフにした帽子やポシェットを身に着けたカービィの「ぬいぐるみ」(2,970円)など全28種類のコラボグッズ9月10日(水)から順次発売されます。今回はコラボ企画初のカプセルトイも製作され、カービィたちが電車ごっこ遊びをする全4種のフィギュアが入ったガシャポン自販機が9月10日(水)以降、主要駅や一部量販店などに設置されます。