快速エアポート指定席を値上げ 22年4月から840円 チケットレス利用も可能に JR北海道

JR北海道は、快速「エアポート」など快速・普通列車の座席指定料金を2022年4月乗車分から値上げします。

快速「エアポート」の指定席「uシート」の案内サイン(パラソル/写真AC)
快速「エアポート」の指定席「uシート」の案内サイン(パラソル/写真AC)

昨今の経営環境の変化を受けた見直しとのことで、現行530円(大人用・小児半額、以下同じ)の座席指定料金が840円となり、58%値上げとなります。快速エアポートは2022年4月1日(金)乗車分から適用され、新千歳空港駅〜札幌駅間で指定席を利用した場合、乗車券(1,150円)を含めたおねだんは1,990円になります。

JR千歳駅南改札口東口広場から徒歩30秒 男女別大浴場完備 全室シモンズ製マットレス「JRイン千歳」(提供: じゃらん)

季節運転の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」「富良野・美瑛ノロッコ号」の座席指定料金も2022年度運行分から840円に見直されます(詳細は下表を参照)。なお、JR北海道は蒸気機関車けん引による観光列車「SL冬の湿原号」についても、2022年1月運行分から座席指定料金を従来の840円から1,680円に改定しています。

【図表で解説】JR北海道 快速エアポートなどの座席指定料金を値上げ

一方、快速エアポートの指定席「uシート」には2022年4月1日(金)乗車分からチケットレスサービスが導入されます。これは、乗車前にインターネット申込サービス「えきねっと」で予約すると、窓口や券売機での発券・受取不要でそのまま予約した座席を利用できるサービスです。新千歳空港の到着便などに合わせて列車を選び、シートマップから空席を確認してお好みの座席を予約することができます。乗車券部分にKitaca・Suicaなどの交通系ICカードを使うと、乗車券・座席指定券ともにチケットレスで利用することができます。

JR北海道は、非対面・非接触ニーズの高まりやキャッシュレス化の浸透に対応したサービスとして今後、詳しい利用方法などをWebサイト等で告知していくとしています。