小田急の駅係員「エアリズム」ポロシャツ着用を解禁 ユニクロと連携して熱中症対策 右袖にいるキャラクターは?

小田急電鉄は、酷暑の環境下で従事している駅係員の熱中症対策を推進する一環として、新たな夏制服としてポロシャツを2025年8月1日(金)に導入しました。

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駅ホームの体感温度は40度にも

今年の夏も関東地方は最高気温35度以上の猛暑日が続出しており、小田急によると、日差しが差し込むホーム上では体感温度が40度近くになることもあると言います。過酷な環境下でも列車運行の安全確認といった責任ある業務を担う駅係員にはこれまで、積極的な水分・塩分補給の推奨に加え、ファン付き空調服や保冷剤内蔵ベストを配備するなど対策を講じてきたそうです。

駅係員からの提案で試験的にポロシャツの着用も実施してきましたが、今回、汗の吸収・拡散性能に優れるユニクロのエアリズム素材を使用したポロシャツを夏制服として本採用します。機能性に加え、着用時に係員としての身だしなみが損なわれないことを条件に比較、検討を重ねて選定したとのことです。ポロシャツは男女同デザインで、ライトブルーとネイビーの2色をベースに、左胸に小田急グループのブランドマークが施され、右袖には同社の子育て応援マスコットキャラクター「もころん」がワンポイントであしらわれています。

小田急とユニクロの「縁」

小田急グループの商業施設「新宿フラッグス」「新百合ヶ丘エルミロード」などにはユニクロが出店しており、エアリズムを愛用している小田急の駅係員がユニクロの店内広告物に起用された事例や、もころんデザインのTシャツとトートバッグを数量限定で制作・販売したコラボレーション実績もあるそうです。今回のポロシャツ導入は、企業・団体ロゴの刺しゅうやプリントをしたユニクロ商品を一括購入できるサービス「UNIQLO UNIFORM」の活用により実現しました。なお、従来の夏制服はベストに長袖シャツとネクタイの組み合わせですが、これとポロシャツのどちらを着用するかは係員ごとに選択できる運用がとられます。

小田急はほかにも、駅係員は窓口や改札業務中、運転士・車掌は列車乗務中や車内巡回時に制帽の着用を省略できるほか、車両工場内にクーラーを増備するなど現場係員の暑さ対策を進めています。また、働きやすい職場環境づくりの一環で、駅係員は従来の革靴に加えて黒色のスニーカーを着用できるよう制服着用基準を見直しています。

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