北陸鉄道は2021年4月1日(木)にダイヤ改正を実施し、終日にわたり減便し、始発電車の繰り下げと終電の繰り上げを行います。
浅野川線では、内灘駅発の上り北鉄金沢駅行終電時刻が、現行ダイヤの22:38発からダイヤ改正後は22:30発となり、8分繰り上げられます。
現在は9〜10時台および15〜16時台が24分間隔、11〜14時台は30分間隔により運転されていますが、ダイヤ改正後は9〜16時台がすべて30分間隔に統一されます。また、夜時間帯の20時台も24分間隔から30分間隔に広がります。これらの見直しにより、浅野川線は上下各3本の列車が運転取り止めとなります。
石川線では、終電時刻が大幅に繰り上げられます。野町駅発の下り鶴来駅行終電は現行ダイヤでは平日は22:55発、土休日は22:23発ですが、改正後は平日・土休日とも22:00発に統一されます(平日は55分、土休日は23分の繰り上げ)。また、鶴来駅発の上り野町駅行終電は現行では平日22:23発、土休日21:47発ですが、改正後は平日・土休日とも21:15発に統一されます(平日は1時間8分、土休日は32分の繰り上げ)。
始発電車の時刻繰り上げも行われます。野町駅発の下り鶴来駅行始発電車は6:24発から6:44発に20分繰り下げられ、鶴来駅発の上り野町駅行始発電車は5:45発から6:00発に15分繰り下げられます(始発・終電時刻表は下表を参照)。加えて、昼間時間帯は現在1時間あたり1〜2本運転されているところ、改正後は1時間あたり1本に見直されます。
以上の見直しにより、石川線は平日ダイヤで上下各5本、土休日ダイヤでは上下各2本の列車が削減されます。また、土休日ダイヤの始発から16時までの運転本数は平日ダイヤと同じになります。
北陸鉄道によると、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で利用者数が減少しており、今後の回復も不透明であることから運転本数の見直し等を行うことにしたと説明しています。