あおなみ線名古屋競馬場駅は「港北」駅に改称 競馬場移転後の新たなまちづくり見据え

名古屋臨海高速鉄道は、あおなみ線名古屋競馬場駅の駅名を変更すると発表しました。

ささしまライブ駅〜小本駅間を走行するあおなみ線1000形電車(SALT./写真AC)
ささしまライブ駅〜小本駅間を走行するあおなみ線1000形電車(SALT./写真AC)

これは、最寄りの名古屋競馬場(名古屋市港区)が2022年3月に「弥富トレーニングセンター」(愛知県弥富市)内に移転することにより実施されるものです。新しい名称は「港北」駅(こうほく)で、2022年春に変更されます(路線図は下図を参照)。変更日については改めて発表するとしています。駅名の決定にあたっては、学識経験者や地域の代表等を委員とする駅名称懇談会の意見を踏まえたとのことです。

【路線図で解説】あおなみ線 名古屋競馬場前駅の駅名変更

港区の名古屋競馬場駅周辺には「土古町(どんごちょう)」「正保町(しょうほうちょう)」「小碓町(おうすちょう)」などの歴史のある地名があり、名古屋競馬場は「土古(どんこ)競馬場」の愛称で親しまれていました。新しい駅名「港北」は、これらを含めた港区北部の広域エリアを表す名称となります。

移転後の競馬場跡地には、2026年に愛知県・名古屋市で開催されるアジア競技大会のメイン選手村が整備される予定です。大会終了後は官民連携により新しいまちづくりが行われる予定で、港北駅はその玄関口としての役割が期待されています。