松江・出雲の路線バスで交通系ICカード利用開始 一畑バス・松江市営バスがICOCA導入

島根県松江・出雲エリアの路線バスで「ICOCA」などの交通系ICカードが利用できるようになります。

松江駅前に停車している一畑バスの路線バス(Katsumi/TOKYO STUDIO)
松江駅前に停車している一畑バスの路線バス(Katsumi/TOKYO STUDIO)

一畑バス(島根県松江市)と松江市交通局は、路線バスにJR西日本のICOCAシステムを導入し、順次ICサービスを展開します。2021年4月28日からは、先行して「ぐるっと松江レイクライン」において乗車ごとの運賃支払いができるようになりました。5月29日(土)には、松江・出雲エリアの全線での利用が開始します。

バス利用時には、乗車扉付近に設置されている青色のICカードリーダーにICOCAをタッチします。降車時に運賃箱に設置されている黄色のリーダーにタッチすると、自動的に乗車区間の運賃がチャージ残高から引き去られます。全国相互利用交通系ICカード(「ICOCA」「Kitaca」「Suica」「PASMO」「manaca(マナカ)」「TOICA」「PiTaPa」「はやかけん」「nimoca」「SUGOCA」)での乗車が可能です。

ICOCAカードは5月29日(土)以降順次、一畑バス本社・出雲支社、一畑トラベルサービス松江駅前営業所・出雲営業所、松江市交通局の窓口などで発売されます。JR西日本ICOCAエリアの主な駅の自動券売機等でも購入可能です。新規購入時にはチャージ分のほか、デポジット(預り金)500円が必要になります。2021年夏以降には「バスICOCA定期券」の発売も予定されています。

ICOCAへのチャージは5月29日(土)以降、上記の窓口や一畑バス、松江市営バス車内で行うことができます(レイクライン車内では4月28日からチャージ可能)。JR西日本の駅券売機や、コンビニなどでもチャージすることができます。

一畑バス、松江市営バスでは5月29日(土)乗車分から「ICOCAポイントサービス」が提供されます。バス乗車時にICOCAを利用すると、1か月間の利用金額の1%がICOCAポイントとして翌月末頃に付与されます。このポイントをチャージすると、バス運賃のほか、JR西日本ICOCAエリアの鉄道運賃や、コンビニでのお買い物などにも利用できます。ICOCAポイントサービスを利用するためには、JR西日本のWEBサイトや駅の券売機で事前に利用登録する必要があります。