阪急電鉄は、新型コロナウイルス対策の特別措置法にもとづく緊急事態宣言の発出を受け、観光特急「京とれいん 雅楽」「京とれいん」の運行を休止すると発表しました。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策として行われるもので、運休期間は2021年1月16日(土)から緊急事態宣言の実施終了日までです。土休日に京都線の大阪梅田駅〜京都河原町駅間を運行している、快速特急「京とれいん 雅楽」および快速特急A「京とれいん」の計14本がすべて運転取り止めとなります。
「京とれいん 雅楽」「京とれいん」は、京都をイメージした和モダンテイストの内外装が施された観光用の特急車両です。シーズンを問わず毎週末と祝日、日中1時間おきに運転され、全車自由席のため特別料金不要で乗車できるのも特徴的です(図表を参照)。ちなみに、2011年デビューの「京とれいん」は京都線でかつて特急に運用されていた6300系車両、2019年に追加投入された「京とれいん 雅楽」は主に神戸線で通勤輸送に活躍した7000系車両がそれぞれベースとなっています。
阪急では、2020年4月に緊急事態宣言が発令された際にも、「京とれいん 雅楽」「京とれいん」を約3か月間にわたり運休とする対応を実施していました。