青森駅は2021年3月27日(土)に新しい5代目駅舎に引き継がれ、現在の4代目青森駅舎は62年の歴史を終えます。
現在の青森駅舎は1959年に使用が開始されました。当初は青函連絡船との乗り継ぎ拠点として、本州の北の玄関として多くの旅客に親しまれてきました。1988年に青函トンネル(津軽海峡線)開業に伴い青函連絡船が廃止され、2010年には東北新幹線の八戸駅〜新青森駅間開通により東北本線が青い森鉄道に移管されるなど、輸送体系が大きく変化する中でも4代目駅舎は変わらず営業を続けてきました。
JR東日本では、現駅舎での最後のイベントとして「へばまた!あおもり駅~4 代目駅舎ラストイベント~」を開催します。
2月20日(土)〜3月31日(水)まで開催される「4代目青森駅からクイズラリー」は、青森駅と周辺施設が連携し、4代目駅舎の生い立ちから現在までと、青森の文化や歴史に関するクイズを出題します。参加は無料で、クイズと解答用紙は「JR青森駅」「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」「ねぶたの家ワ・ラッセ」「A-FACTORY」の4か所に設置されています。解答用紙を青森駅東口みどりの窓口に持参すると、記念品(全問正解賞または参加賞)がプレゼントされます。
4代目駅舎内の壁面をキャンバスに見立て、色とりどりのアート作品で彩る「エキナカアート」も開催されます。青森北高校、造形教室CoBaCo、青い森鉄道などの参加者が2月20日(土)からアートの制作を開始し、3月6日(土)から現駅舎最終利用日となる3月26日(金)まで展示されます。
3月27日(土)から利用開始となる5代目青森駅舎は、現東口駅舎とホームの間にある敷地に建設中の2階建の建物です。東口と西口に分散していたみどりの窓口と改札口は新駅舎に集約され、改札外に駅東西をつなぐ自由通路が開通することにより、駅を挟んでの行き来が容易になります。東口への出入りは当分の間、現駅舎と駅ビル「ラビナ」の間のミニ広場「エビナ」に通じる仮通路を経由してのアプローチとなります。
新駅舎内にはコンビニエンスストア「New Days」や旅行センター「びゅうぷらざ」が開設され、改札内トイレには多機能トイレや授乳室も設置されます。みどりの窓口の営業時間は7:30〜19:30となり、現在よりも短縮されます。
JR東日本は新駅舎の開業日となる3月27日(土)に「さあ来なが!! 5代目青森駅へGO!! ~青森駅新駅舎開業記念イベント~」を開催します。新駅舎開業記念ステッカーが先着2,000枚配布されるほか、「新駅舎開業クイズ」に全問正解すると、先着500名に「東北夏祭りフィギュア」がプレゼントされます。また、「東北デスティネーションキャンペーン」に向けた「青森のいいところ」アンケートが実施され、参加者先着450名にりんごジュースがプレゼントされます。