シーサイドラインが3月27日ダイヤ改正で終電30分繰り上げ 朝夕ラッシュ時は増発

横浜シーサイドラインは2021年3月27日(土)にダイヤ改正を実施し、終電時刻の繰り上げ、朝夕ラッシュ時間帯の増発等を実施します。

シーサイドライン2000形電車(写真AC/くろてん)
シーサイドライン2000形電車(写真AC/くろてん)

今回のダイヤ改正では、新型コロナウイルス感染症の影響による利用状況の変化が踏まえられており、金沢シーサイドライン線の終電時刻がおおむね30分程度繰り上げられます。

平日ダイヤの新杉田駅発・並木中央駅行終電は現行ダイヤの0:16発から、改正後は23:49となり、27分の繰り上げとなります。同じく平日ダイヤの金沢八景駅発・並木中央駅行終電は、0:10発から23:35発へと35分繰り上げられます。土休日ダイヤの終電もおおむね30分程度早くなります(時刻表は下表を参照)。

また、現行ダイヤでは平日の金曜日に限り、終電時刻を繰り下げる「金曜ダイヤ」が設定されていましたが(2020年5月15日から休止中)、2021年3月27日(土)ダイヤ改正を機に廃止され、月〜木曜日と同じダイヤでの運転となります。

なお、緊急事態宣言の発出および国・神奈川県からの要請を踏まえ、シーサイドラインでは1月20日(水)から終電時刻を繰り上げて運行されています。この運行については、ダイヤ改正前日の3月26日(金)まで継続されます。

そのほか、3月27日(土)ダイヤ改正では、始発列車の時刻が5分繰り上げられます。また、朝夕ラッシュ時間帯に列車が増発され、混雑緩和が図られます。朝ラッシュ時の運転間隔は、現行ダイヤの「4〜5分間隔」(1時間あたり最大14本)から改正後は「3〜4分間隔」(16本)となります。夕ラッシュ時の運転間隔は、「5分間隔」(12本)から「4〜5分間隔」(14本)に改められます。

一方で、日中時間帯の運転間隔は、現在の「7〜8分間隔」(1時間あたり8本)から改正後は「10分間隔」(6本)に広がります。横浜シーサイドラインは、沿線施設のイベント開催時など混雑する場合は、臨時列車を柔軟に増発し5分間隔で運行するとしています。

【図表で解説】シーサイドライン 3月27日ダイヤ改正

シーサイドラインは2019年3月にかつての金沢八景駅仮駅から約150m延伸され、京浜急行電鉄(京急線)と接続する本駅舎に移設されました。また、2021年2月14日(日)には金沢八景駅構内の複線化工事が行われ、一連の延伸事業が完了しています。