九州バス乗り放題「SUNQパス」のアプリ版登場 購入からルート検索までスマホ一つで

九州島内と下関の高速バス・路線バスが乗り放題となる乗車券「SUNQパス(サンキューパス)」が、スマートフォンアプリ「my route」でも購入できるようになりました。

西鉄天神高速バスターミナル(Katsumi/TOKYO STUDIO)
西鉄天神高速バスターミナル(Katsumi/TOKYO STUDIO)

九州・山口の47のバス・船舶事業者が加盟するSUNQパス運営委員会は2021年4月26日(月)、トヨタフィナンシャルサービスが提供するMaaS(Mobility as a Serviceの略)アプリ「my route」内でSUNQパスの発売を開始しました。SUNQパスは、九州島内および山口県下関市周辺の都市間高速バスおよび一般路線バスのほぼ全線と、一部の船舶が乗り放題となるフリー乗車券で、利用可能なバス路線は約2,400路線にのぼります。

my routeで購入できるSUNQパスは、ほかの購入方法で扱われている券種と同様、利用可能エリアおよび有効期間が異なる4タイプです。九州全7県と下関が利用可能エリアとなる「SUNQパス全九州版」の場合、連続する3日間乗り放題タイプのおねだんは11,000円、4日間なら14,000円となっています(詳細は下図を参照)。my routeアプリで会員登録後、「予約/利用」タブから利用したい券種を選んで購入します。利用できる決済方法は各種クレジットカードおよびTOYOTA Walletです。

【図表で解説】「SUNQパス」 アプリ「my route」で発売開始

「マルチモーダルモビリティサービス」を掲げるmy routeでは、SUNQパスの購入のほか、バスや鉄道・自動車・タクシー・レンタカーなどを含むさまざまな移動手段を組み合わせたルート検索や、地域のイベントや店舗・スポット情報の検索などの機能を利用できます。特に福岡・北九州・宮崎エリアでは、ルート検索結果に西鉄グループおよび宮崎交通の路線バスが含まれている場合、バスのリアルタイム位置情報やバス停までの到着予想時間なども表示されます。

SUNQパス運営委員会によると、新型コロナウイルスの影響により高速バスの利用者が減少している中においても、九州のバス事業者は感染防止対策を徹底して高速バスを運行しているとのことです。my routeにおけるSUNQパスの発売をはじめ、利用可能なバス路線・航路の拡大やおトクなキャンペーンなどを通して、今後も九州観光の発展に寄与していきたいとしています。