秋田内陸縦貫鉄道 車窓が「展望台」の田んぼアート 沿線5か所で見えます 見頃は7〜9月

秋田内陸縦貫鉄道の沿線では、初夏から初秋の風物詩「内陸線が展望台! 田んぼアート2021」が展開されています。

西鷹巣駅を発車した秋田内陸縦貫鉄道AN-8800形気動車(K.M=KARIBITO/写真AC)
西鷹巣駅を発車した秋田内陸縦貫鉄道AN-8800形気動車(K.M=KARIBITO/写真AC)

田んぼアートは、田んぼをキャンバスに見立て、色の異なる稲を植えることにより巨大な絵を描きあげるものです。秋田内陸線沿線の田んぼアートは2012年から毎年行われており、今回で10年目となります。秋田内陸縦貫鉄道、秋田県のほか、北秋田・仙北両市でつくる秋田内陸活性化本部などが主催し、地域住民などのボランティアが参加して作業を行います。

北秋田市小ケ田地区、縄文小ケ田駅ホームの田んぼでは、北秋田市ふるさと大使である「ハローキティ」と、伊勢堂岱(いせどうたい)遺跡のマスコットキャラクター「いせどうくん」の2ショットの絵柄が浮かび上がります。北秋田市の公式サイトによると、5月27日(木)、主催者や地元自治会などから約30人が田植えに参加し、色別に分けられた区域に一つ一つ丁寧に苗を植えていたそうです。

そのほか沿線では、角館駅〜羽後太田駅間「雪んこ」、上桧木内駅ホーム付近「笑EMIとの紙風船上げ」、阿仁合駅〜小渕駅間「阿仁マタギと狩猟犬」、前田南駅〜阿仁前田温泉駅間「花の森吉山」のデザインテーマにより、計5か所で田んぼアートが見られます。それぞれ、秋田内陸線の車窓から最もきれいに見えるようにつくられており、見頃は7月〜9月上旬とのことです。

【路線図で解説】秋田内陸縦貫鉄道 「内陸線が展望台! 田んぼアート2021」

秋田内陸縦貫鉄道は、これから稲刈り時期までのおおむね週1回、田んぼアートの成長の様子を公式サイト上で伝えていくとしています。