2位: 大雨被害 呉線の三原〜竹原間19日から代行バス 宇部線・小野田線は全線再開 JR西日本
呉線の安芸長浜駅〜大乗駅間にある東川トンネルの上を流れる東川は、2021年7月の大雨の影響で護岸や川底が洗い流される被害が発生し、応急処置のため河床にシートを設置していました。しかし、今回の大雨での増水によりこのシートが流され、再びトンネル内の運行に支障が生じました。これを受けて、呉線の三原駅〜竹原駅間は当分の間、バスによる代行輸送が行われます。一方、大雨による路盤流出とケーブル損傷のため、山陽本線の厚東駅〜厚狭駅間と宇部線・小野田線が運転を見合わせました。宇部線・小野田線は8月19日(木)から運転を再開しましたが、山陽本線の当該区間は現在もバス代行輸送が続いています。
1位: 大雨で不通の中央線・飯田線は23日一部運転再開 代行バスも開始 各区間の復旧見込みも
長野県でも大雨により鉄道設備に大きな被害が発生しました。中央本線(中央東線・中央西線)では複数箇所で土砂流入等が発生し、岡谷駅〜辰野駅〜塩尻駅間および南木曽駅〜塩尻駅間で運転が見合わされています。また、飯田線は横川橋りょうで橋脚の損傷が発生したため、伊那松島駅〜辰野駅間が運転見合わせとなっています。不通区間のうち、中央西線の上松駅〜奈良井駅間および飯田線の伊那松島駅〜伊那新町駅間で2021年8月23日(月)始発から運転が再開され、その他の区間ではバスによる代行輸送も始まります。なお、特急「しなの」については、中央西線の全線運転再開まで全列車・全区間で運転が取り止められます。
そのほか、九州でも大雨による輸送障害が発生しています。冠水により佐世保線は肥前山口駅〜武雄温泉駅間で運転を見合わせていましたが、8月23日(月)から運転が再開される見込みです。一方、橋りょうの損傷など多数の被害が発生した久大本線の日田駅〜豊後森駅間の復旧見通しは立っておらず、8月23日(月)からバスによる代行輸送が開始します。今後も最新の運行情報が入り次第、随時お伝えしていきます。