11月の臨時列車はすべて運転へ 東海道・山陽新幹線 「冬」の臨時列車の発売は見合わせ

JR東海とJR西日本は、2021年11月の東海道・山陽新幹線の臨時列車について、運転計画通りすべて運転すると発表しました。

東海道・山陽新幹線N700系(tikisada/Pixabay)
東海道・山陽新幹線N700系(tikisada/Pixabay)

両社は秋期間(2021年10月1日(金)〜11月30日(火))の臨時列車の運転計画を8月20日付で告知しましたが、実際に運転するかどうかは直近の状況により判断するとし、指定席の発売は見合わせていました。11月1日(月)〜30日(火)については東海道新幹線で1,392本、山陽新幹線で136本の臨時列車が計画されていましたが、現在の社会情勢や利用状況等を踏まえ、すべて運転されることになりました。

11月中における定期列車を含めた1日あたりの平均運転本数は東海道新幹線で353本、山陽新幹線で259本となります(詳細は下表を参照)。山陽区間では、コロナ禍前の2019年同日との比較で93%の本数となります。また、10月中は実際に運転される臨時列車の本数が計画より大きく下回っていたことと比べると、昨今の輸送需要の回復傾向が鮮明になっています。

11月1日(月)〜18日(木)に運転する臨時列車の指定席は、10月18日(月)から「EXサービス(エクスプレス予約スマートEX)」のほか、全国のJR駅のきっぷうりば等で発売が開始されています。11月19日(金)以降の列車は、通常通り各列車の発車日の1か月前10:00から発売されます。

【図表で解説】JR東海・JR西日本 東海道・山陽新幹線 11月の臨時列車

ところで、JR東海・JR西日本は冬期間90日間(2021年12月1日(水)〜2022年2月28日(月))の臨時列車の運転計画を発表しました。年末年始を含む期間中、東海道新幹線に30,884本、山陽新幹線に511本の臨時列車が計画されていますが、新型コロナウイルス感染症の影響による運休の可能性があるため、両社とも臨時列車の指定席発売は当分の間見合わせます。運転の有無や指定席発売の開始時期については決まり次第、改めて告知するとしています。