「新幹線オフィス車両」12月からツール無料体験 Wi-Fiルーターは200円で貸出 JR東日本

JR東日本は、東北・北海道・上越・北陸新幹線で「新幹線オフィス車両」の運行を開始することに合わせ、ツールの貸出サービスや各種キャンペーンを実施します。

上越・北陸新幹線で運行しているE7系普通車の車内(Katsumi/TOKYO STUDIO)
上越・北陸新幹線で運行しているE7系普通車の車内(Katsumi/TOKYO STUDIO)

新幹線オフィス車両は、リモートワークの普及によるシームレスな働き方に対応するため、新幹線による新たな都市間移動スタルとして座席でのWeb会議や通話を可能とするサービスです。JR北海道・JR西日本とも連携し、2021年11月22日(月)以降の平日は東北・北海道・上越・北陸新幹線の全列車・全区間において8号車を新幹線オフィス車両として運行します(「こまち」「つばさ」「つるぎ」を除く)。なお、土休日および最繁忙期(ゴールデンウィークの4月27日〜5月6日、お盆の8月10日〜19日、年末年始の12月28日〜1月6日)には実施されません(列車編成は下表を参照)。

利用する列車への乗車に必要な乗車券類(「タッチでGo! 新幹線」「新幹線eチケット」を含む)をお持ちの方なら追加料金なしで利用できます。自由席のため座席指定はありませんが、リモートワーク環境向上のためA・C・E席の利用が推奨されています。

12月1日(水)からは東北新幹線「はやぶさ」の一部列車・区間に専任アテンダントが乗務し、協賛企業によるリモートワーク支援ツールの貸し出しサービスを行います(対象列車の運転時刻は下表を参照)。「Wi-Fiルーター」は有料貸出(1回200円)となりますが、「折りたたみ式間仕切り」、ウェアラブル端末「WEAR SPACE」、スマートグラス「MOVERIO」は無料での体験が可能です(数量限定)。

新幹線オフィス車両での走行音などを低減 集中力を高めるウェアラブル端末「WEAR SPACE」(提供: Amazon)

今後、モバイルプリンターなどのツールの追加が予定されており、取り扱いツールは随時変更されます。また、体験したツールは車内リーフレットのQRコードから購入することもできます。

【図表で解説】JR東日本 東北・北海道・上越・北陸新幹線に「新幹線オフィス車両」

新幹線オフィス車両の開始に合わせ、「タッチでGo! 新幹線」「新幹線eチケット」を使って新幹線オフィス車両を利用し、条件を満たした方の中から抽選でJR東日本グループ共通ポイント「JRE POINT」10,000ポイントを還元するキャンペーンが開催されます。また、新幹線オフィス車両の利用者限定で、個室形シェアオフィス「STATION BOOTH」やエキナカカフェ「BECK’S COFFEE SHOP」で使えるおトクなサブスクリプションサービスの販売や、駅構内の自動販売機でのドリンクプレゼントも行われます。キャンペーンの詳細は新幹線オフィス車両の専用Webサイトに掲載されています。