「流れ星新幹線」海を越える 希望の光は台湾へ 2日間生配信 JR九州×淡海ライトレール

JR九州は台湾の新北メトロ(新北市)とタイアップし、台湾北部・新北市の淡海ライトレールで空に光を照らす特別列車を運行します。

淡海ライトレール開業3周年イベント「光之所向」メインビジュアル(JR九州提供)
淡海ライトレール開業3周年イベント「光之所向」メインビジュアル(JR九州提供)

九州新幹線の全線開業10周年イベントとして、多くの方の“願いごと”をラッピングした特別列車「流れ星新幹線」が企画されました。相次いだ自然災害や新型コロナウイルス感染症と困難が続く九州の方々の願いを託し、2021年3月14日の一夜限りで光を放ちながらの特別運行が実施されました。スペシャルムービーも製作され、九州だけでなく日本全国に希望の光を届けたのは記憶に新しいところです。

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JR九州と新北メトロは、淡海ライトレール(淡海輕軌)の開業3周年をともに祝うこととし、多くの人々の感動を生んだ「流れ星新幹線」を台湾で再現するための記念イベント「光之所向(Light the Way)」を企画しました。淡水行政中心駅の駅前広場をメイン会場として2022年1月15日(土)・16日(日)に開催されます。両日とも淡海ライトレールの5両編成の車両1編成が「光影列車」となり、紅樹林駅から淡水漁人碼頭駅まで光や音の演出を行いながら走行します(路線図は下図を参照)。

特別運行の様子はドローン空撮も活用して生配信されます。淡海ライトレール公式FacebookおよびYouTubeチャンネルで日本国内からも視聴可能です。1月15日(土)のみ出発式が行われ、JR九州もオンラインで参加する予定とのことです(詳細は下表を参照)。

【路線図で解説】JR九州×淡海ライトレール 「流れ星新幹線」を台湾で再現

淡海ライトレールは、都市開発の進む台北郊外の淡水地区でLRT路線として建設され、2018年12月に第一期区間が新規開業しました。崁頂駅は台湾最北端の駅にあたり、日本最南端の駅であるJR九州の西大山駅とは日台の駅間では最短距離となります。

新北メトロによると、開業後3年間のうち半分以降はコロナ禍との闘いとなり、その中で日本政府が台湾に対して行ったワクチン供給に対して感謝しているとのことです。物理的な距離だけでなく、絆も深まったJR九州とともに開業3周年イベントを企画し、“光の先は希望”というメッセージを台湾と日本の人々へ伝えたいとしています。