時差通勤で混雑回避 貯めよう「オフピークマイル」 1乗車20円相当 東武が5月実験開始

東武鉄道は、利用が集中するピーク時間帯を避けて乗車すると特典を提供する「オフピークマイル」サービスの社会実験を実施します。

東武50000系電車(Katsumi/TOKYO STUDIO)
東武50000系電車(Katsumi/TOKYO STUDIO)

新しい生活様式において、時差出勤など多様化している通勤スタイルに対応するとともに、ピーク時間帯を分散することで混雑の平準化を目指すために導入されます。

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東武線のPASMO通勤定期券(モバイルを含む)を利用中の方が対象で、2022年5月9日(金)〜2023年3月31日(金)の平日に実施されます。あらかじめ「TOBU POINT」に登録した定期券を使い、朝の通勤ピーク前後の時間帯に乗車すると「トブポマイル」20マイルが付与されます。

対象路線は東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線、東上線および東武アーバンパークラインで、マイル付与対象となる時間帯は乗車駅ごとに定められています(詳細は下表を参照)。

【図表で解説】東武 TOBU POINT「オフピークマイル」サービスの社会実験

貯まったトブポマイルは、1マイル=1円としてPASMOにチャージすることができます。また、東武特急券の購入や東武グループのサービス・施設で利用可能なTOBU POINTへ1マイル=1ポイントとして交換できます。この際、ポイントが10%相当上乗せされるので、TOBU POINTへの交換がよりおトクな利用方法となります。

東武鉄道は、社会実験を通してピーク時間帯の分散効果を分析し、今後のさらなる混雑の平準化につなげていくとしています。