創業当時の社名「富士山麓電気鉄道」4月出発 1〜3日は「子ども無料デー」 富士急行線

富士急行は鉄道事業を分社化し、2022年4月1日(金)から富士急行線の運行をグループ会社の「富士山麓電気鉄道」に承継します。

富士急行6000系電車(画像提供: 富士急行)
富士急行6000系電車(画像提供: 富士急行)

これまで以上に地域に密着した営業体制とするためのグループ再編によるものです。新会社の社名は1926年(昭和元年)の創立当時と同じで、1960年(昭和35年)に現社名に変更されてから約62年ぶりの復活となります。大月駅〜河口湖駅間26.6kmの路線名「富士急行線」はこれまで通り今後も使用されます。

[hotel_link]

富士山麓電鉄の新たな出発を記念し、富士急行線ではさまざまなイベントやキャンペーンが展開されます。2022年3月31日(木)の夜間には、富士急行としての最終列車と新会社の始発列車に乗車する日付跨ぎの「富士急行→富士山麓電鉄ミッドナイトツアー」が開催されます。新社名に変わる瞬間に立ち会える一度限りのプレミアムイベントとして、参加費22,360円で現在予約を受け付けています。

2022年4月1日(金)当日には、利用者などから寄せられた富士急行線にまつわる写真やエピソード、沿線風景を車内に飾り付けた記念車両「思い出ギャラリートレイン」の出発式が行われます。また、4月1日(金)〜3日(日)は沿線の小学生に電車に親しんでもらえるよう「子ども電車無料デー」となり、対象駅の駅員から乗車券にハサミを入れてもらうとオリジナルグッズが当たる抽選会に参加できる「ハサミ入れラリー」も開催されます。

【図表で解説】富士急行線 2022年4月1日(金)から「富士山麓電気鉄道」として運行

そのほか、地元富士吉田の特産品「ふじやま織」に触れるワークショップやモザイクアートの制作イベント、鉄道愛好家のための作業用車撮影会や廃品オークションなど、大人から子どもまで幅広く楽しめるイベントが企画されます。詳細は富士急行公式サイトの特設ページで案内されています。