水郡線「サイクルトレイン」通年実施へ 利用無料 走りたい場所まで自転車そのまま乗車

JR東日本は実証実験を行ってきた「水郡線サイクルトレイン」について、2022年4月からは通年で利用できる本サービスとします。

「水郡線サイクルトレイン」利用イメージ(画像提供: JR東日本)
「水郡線サイクルトレイン」利用イメージ(画像提供: JR東日本)

茨城県・福島県にまたがる水郡線の一部区間において、自転車を専用の袋(輪行袋)に収容せずそのまま列車に乗車できるサイクルトレインの実証実験が2021年5月から実施されました。自転車と一緒に列車に乗り、降りたらすぐにサイクリングに出発できるのが特徴で、周辺の景色や自然を満喫したら再び列車で移動する「ハシゴライド」の楽しみ方が提案されています。これまでに多くの利用があり、サイクリストの方が安全で快適に列車内で過ごせることが確認できたとのことで、この結果を受けて本運用への移行が決まりました。

2022年4月2日(土)以降は期限を決めず、土日祝日が実施日となります。サイクルトレインとして乗り降りが可能な駅は上菅谷駅、常陸大宮駅、常陸大子駅、磐城石川駅および常陸太田駅です。新たに磐城石川駅が乗降可能となりますが、実証実験中に利用可能だった磐城棚倉駅は対象外となります。上菅谷駅〜常陸大子駅間の列車は終日利用可能ですが、常陸大子駅〜磐城石川駅間および上菅谷駅〜常陸太田駅間は対象列車の時間帯が限られています(利用区間の路線図と詳細は下図を参照)。

なお、上記以外の駅や区間外、対象列車以外で自転車を持ち込む場合は、従来通り解体または折りたたんだ上、輪行袋に入れての利用となります。

【路線図で解説】JR東日本 「水郡線サイクルトレイン」通年実施を開始

「水郡線サイクルトレイン」の利用料金は無料(乗車券のみで利用可能)ですが、事前に専用Webサイトで利用登録を行う必要があります。駅ではスマートフォン画面などで「利用登録証」を駅係員に提示することで改札を通ることができます。

本運用の開始にあたり、安心してサイクルトレインを利用できるよう、列車内での転倒防止のために自転車を固定するバンドの貸し出しサービスが始まります。また、自転車の故障などにより対象の駅や時間帯に利用できなくなるトラブルに備え、輪行袋の貸し出しも行われます。これらの貸出・返却は各乗降可能駅で取り扱われますが、貸出数には限りがあります。

〈この記事へのご意見・ご感想をSNSでお聞かせください。〉